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「生涯幸せにすると誓えますか?」発覚した新郎と親友の裏切り、証拠片手に地獄の披露宴へ【短編小説】

生涯幸せにすると誓えますか発覚した新郎と親友の裏切り証拠片手に地獄の披露宴へ短編小説

祝福の日に見た、新郎の許されない行為

「お姉ちゃん、本当におめでとう!」

今日という日を、私はどれだけ心待ちにしていたことでしょう。純白のウェディングドレスに身を包んだ姉は、まるで物語のお姫様のようで、私は自分のことのように嬉しくて、胸がいっぱいでした。

式は滞りなく進み、披露宴会場はたくさんの笑顔と祝福の言葉で溢れています。

幸せな雰囲気に少し酔ってしまったのかもしれません。私は化粧直しのために、そっと席を立ちました。控え室へ向かう廊下の途中、少し開いた準備室のドアから、見慣れた二人の男女が親密そうに話しているのが見えたのです。

一人は、姉の隣で幸せそうに微笑んでいたはずの新郎、英斗さん。そしてもう一人も…姉の大親友である莉子さんでした。

「どうして二人がここに?」

疑問に思った瞬間、信じられない光景が目に飛び込んできました。英斗さんが莉子さんの腰を引き寄せ、二人が深くキスを交わしたのです。頭が真っ白になり、心臓が氷水に浸されたように冷たくなりました。

祝福ムードの会場の喧騒が、まるで遠い世界の音のように聞こえます。怒りと悲しみで、全身が震えました。

一瞬、このまま見なかったことにして、姉の幸せを壊さない方がいいのかもしれない、という考えが頭をよぎりました。でも、すぐにその考えを打ち消します。

こんな裏切りを知らないまま、姉がこの先の人生を歩んでいくことの方が、ずっと残酷です。私は震える手でスマートフォンを取り出し、二人が抱き合う決定的な瞬間を写真に収めました。

姉の未来のために私ができること

そして、披露宴のクライマックス。私は司会者の方にお願いして、マイクを握りました。

「新郎の英斗さん、そして大好きなお姉ちゃん。本日は誠におめでとうございます」

会場からの拍手を受けながら、私は続けます。

「英斗さん。あなたは本当に、私のたった一人の大切なお姉ちゃんを、生涯幸せにすると誓えますか?」

突然の問いかけに、英斗さんは一瞬戸惑いながらも「もちろん、誓います」と答えました。私はにっこりと微笑み、会場の大きなスクリーンに視線を送りました。

「では、これはどういうことでしょうか?」

次の瞬間、スクリーンに先ほど撮影した写真が大きく映し出されました。騒然とする会場。顔面蒼白になる英斗さんと莉子さん。

何が起こったのかを理解した姉は、静かに、けれど毅然とした声で言いました。

「英斗、莉子。今までありがとう。そして、さようなら」

そう言って、姉は高価な結婚指輪を外し、テーブルに置きました。そして私の手を取り、二人で手を取り合って、晴れやかな顔で会場を後にしたのです。

 

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

 

 

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