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合コンで感じた違和感…年齢をサバ読みする男性。乾杯の瞬間にバレてしまった理由とは【短編小説】

合コンで感じた違和感年齢をサバ読みする男性乾杯の瞬間にバレてしまった理由とは短編小説

久しぶりの合コンで感じた違和感

私の名前は香織(かおり)です。
友人の里奈(りな)に誘われ、久しぶりに合コンへ参加した時のことでした。
相手は大手企業勤務の男性二人組。少し期待して、指定されたお洒落な居酒屋へ向かいました。

席には、人懐っこい笑顔の健太(けんた)さんと、大人な雰囲気の達也(たつや)さんがいました。
自己紹介が始まり、達也さんがにこやかに言います。
「初めまして、達也です。28歳です」

その瞬間、少しだけ違和感を覚えました。
落ち着いた物腰や目尻のシワ。どう見ても30代半ばには見えます。でも、失礼だと思い直し、心の隅にしまいました。

会話は弾み、場の雰囲気も和やかになりました。
全員のドリンクが揃い、健太さんが「では改めて、乾杯!」と元気よくグラスを掲げます。
私たちもそれに倣い、グラスを中央に寄せた、まさにその時です。

乾杯時に発覚した、本当の年齢とは

健太さんが、悪気のない満面の笑みで爆弾を投下しました。
「いやー達也さん!今日、若く見えますよ!今年で四十路(よそじ)ですもんね!俺も達也さんみたいなカッコいい40代になりたいっす!」

シン…と、テーブルの空気が凍りつきました。
達也さんの顔から表情が消え、グラスを持つ手が空中で固まります。
私と里奈は、思わず顔を見合わせました。28歳、ではなかったのですね。

「け、健太、お前酔ってるのか?俺は28歳だよ!?本当だよ!」
達也さんが必死に取り繕いますが、声は明らかにうわずっています。
当の健太さんは場の異変に全く気づかず、「え?何がですか?」と首を傾げるばかり。

その後の合コンが、気まずい雰囲気のまま終わったことは言うまでもありません。
年齢を偽ることは、小さなことかもしれません。でも、その嘘がバレた瞬間に、信頼は脆くも崩れ去ります。
帰り道、里奈と二人、大きなため息をついた夜でした。

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

 

 

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