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彼の浮気相手のSNSを発見。「匂わせ投稿」を辿っていくと、驚愕の事実が判明した…!【短編小説】
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彼の裏切り、始まりはSNS
最近、恋人の和也の様子がどうもおかしいんです。
スマホを片時も手放さず、お風呂にまで持ち込む徹底ぶり。
それに、今までほとんどなかった「急な残業」が週に何度も。
私の勘が、何かがおかしいと警鐘を鳴らしていました。
ある夜、和也がシャワーを浴びている隙に、ふと彼のタブレットが目に入りました。
ロックはかかっておらず、SNSが開いたままの状態。
胸騒ぎを覚えながら、彼の「いいね」欄を覗いてみると、特定の女性アカウントにだけ「いいね」を送っていることに気づきました。
アカウント名は「Rina」。
アイコンは、いかにもな美女の自撮り写真でした。恐る恐るその投稿を遡っていくと、そこには信じられない光景が広がっていたのです。
「大切な人からのプレゼント」というコメントと共にアップされたネックレスは、私が和也の誕生日にあげたものと色違い。
「いつもありがとう」と添えられた高級レストランのディナー写真には、男物の腕時計がわざとらしく写り込んでいました。
それは、私が和也にプレゼントした、見間違えるはずもない腕時計でした。
怒りで目の前が真っ赤になりましたが、私は冷静に証拠を集めるため、投稿をさらに遡りました。
そして、決定的な投稿を見つけてしまったのです。
それは、満面の笑みの和也と彼女が、左手の薬指の指輪を見せびらかしているツーショット写真。
「プロポーズしてもらいました♡来年の秋にはお嫁さんになります!」という文章が添えられていました。ただの浮気じゃなかった。私と付き合いながら、裏では別の女性と結婚の約束をしていたのです。
怒りを通り越して、もはや笑えてきました。悲劇のヒロインを演じている時間なんてありません。私はこの最低な男に、最高の復讐をすることを誓いました。
最高の逆転劇
私は探偵のようにSNSの情報をかき集め、彼らの両家顔合わせの日時と場所を特定。
当日、高級料亭の個室に乗り込み、満面の笑みでこう言ってやりました。
「和也さん、ご結婚おめでとうございます!和也さんとは3年ほどお付き合いさせていただいておりました」
唖然とする両家のご両親と、顔面蒼白の和也、そして裏切られたと知って震える彼女。
私は集めた証拠の数々をテーブルに並べ、きっちり慰謝料を請求し、その地獄絵図のような空間を後にしました。
私の時間を無駄にしたこと、一生後悔すればいい。そう思うと、不思議なほど心は晴れやかでした。
本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて空想のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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