
俳優のチェイス・クロフォード(Chace Crawford, 30)は数年間に渡って米人気TVシリーズ「ゴシップガール」でネイト・アーチボルド役を演じたが、新作ドラマではリアルな演技を見せたいと意気込んでいる。
チェイスは超リッチな高校生グループを描いた「ゴシップガール」でブレイク。2012年に放送が終了すると、ノースダコタ州の石油ブームを描く骨太な現代劇「Blood & Oil」へと活躍の場を移した。より大人びた役を演じることは、チェイスにとって大歓迎だったようだ。
「このキャラクターを演じることと以前の演技は、まるで別物だよ。同じTVドラマで、脚本にとらわれることが少なめなメディアだけど、自分に向かってどんな変化球が投げられてくるのかを見極める必要があるんだ」とチェイスは米Interview誌で語っている。「以前の仕事はとても若い頃から始めていた。当時は20歳で、18歳のキャラクターを演じていた。僕らは成長したけど、ドラマはそのジャンルから抜け出すことがなかった。でも今回は、妻がいて、結婚している。そして誰かと人生を共にしているということは、リアリティを確保することでとても重要な意味を持つと考えていたんだ。(制作側は)それを忘れずにキープしてほしい。役者である僕たちには大きな自由が与えられている」
今回のインタビューで聞き手を務めたのは、2006年の青春スリラー映画『コベナント 幻魔降臨』でチェイスと共演したことのあるテイラー・キッチュ(Taylor Kitsch)だった。2人とも以前に仕事をしたことのある「Blood & Oil」の監督ジョナス・ペイト(Jonas Pate)についてテイラーが質問すると、チェイスはうまくいきすぎるくらいだとジョークを飛ばした。
「ああ、基本、付き合っているようなものさ。彼の奥さんはあまりいい顔をしていないけど、3ヶ月で大きな発展があったよ」とチェイスは笑った。「彼ほどあの世界を理解している人に会えるという幸運はありえなかった。双子のきょうだい(ジョシュ・ペイト/Josh Pate)が脚本を書いて、実際にノースダコタまで行って彼らの生活ぶりを見てきた。この世界を掘り下げ、築き上げることは楽しくないわけがないし、自然と様々なドラマが生まれる。でも微妙な意味合いや背景の中には、とてもすばらしいものがあるとも感じたんだ。エキストラに指示を出すことでさえ、とてもクールだった」
「Blood & Oil」のパイロットエピソードは今月27日に全米で放映された。
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