
英若手俳優のトム・ホランド(Tom Holland, 19)が、新『スパイダーマン』の主役に選ばれたことが分かった。
トムは映画界ではあまり知られていない存在で、スパイダーマン役としてはサプライズの大抜擢となった。
トムは英ミニシリーズ「Wolf Hall」やスマトラ沖地震を描いた『インポッシブル』などの出演で知られ、今回の決定でアンドリュー・ガーフィールド(Andrew Garfield)からスパイダーマン役を引き継ぐことになった。アンドリューは『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ2作で主人公に扮した。
新主役に加え、ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオズは監督に同じく無名のジョン・ワッツ(Jon Watts)を据えたことも発表。しかしジョンの最新作『Cop Car(原題)』は今年の米サンダンス映画祭でセンセーションを巻き起こしており、製作側幹部の注目を引きつけている。
トムとジョンを探し当てたのは、プロデューサーのケヴィン・フェイグ(Kevin Feige)とエイミー・パスカル(Amy Pascal)だった。
「ここソニーでは大切な日となった。ケヴィンとエイミー、そして製作チームは、すばらしい仕事をした」とソニー・ピクチャーズ映画スタジオ部門のトム・ロスマン(Tom Rothman)会長は声明でコメントした。「マーベルのプロセスはとても徹底しており、その結果は傑出している。スパイダーマンも例外ではないことを確信している」
「スーパースターに成長した大勢の新進気鋭の監督と一緒に仕事をしてきた私は、ジョンも傑出した才能を持っていることを信じている。スパイディについて言えば、たくさんの最高の若手俳優をチェックしてきたが、トムのスクリーンテストは特別だった。全体的に言えば、私たちはすばらしいスタートを切っている」
スパイダーマンが今後、『アベンジャーズ』のようなスーパーヒーロー総出演作品に登場するという噂が広まる中、両社はスパイダーマンを新しい俳優に演じさせたいという思いがあり、アンドリューを交代させたがっていたとみられている。
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