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【頭の体操】地球上で、山のふもとから山頂までで、一番高さがある山はどこでしょうか?

「世界で一番高い山は?」
こう聞かれたら、大人から子供まで、誰もが「エベレスト(チョモランマ)」と答えるでしょう。標高8,848メートル、世界中の登山家が憧れる地球の頂です。
では、質問を少しだけ変えてみます。
「地球上で、山の『麓(ふもと)から山頂まで』の純粋な高さが一番ある山はどこでしょうか?」
私たちの直感は、「結局エベレストでしょ? 地球上で一番高いのだから、どこから測っても一番に決まっている」と囁きます。
しかし、この直感はまたしても見事に覆されます。真の「世界一背が高い山」は、ヒマラヤ山脈ではなく、なんと常夏のハワイにあるのです。
結論:圧倒的にハワイの「マウナ・ケア」の圧勝。
結論から言うと、麓から山頂までの純粋な高さで測った場合、世界最大の山はハワイ島にある火山「マウナ・ケア」です。
実際の高さのデータを見てみましょう。
第1位:マウナ・ケア(ハワイ) 約10,210メートル
第2位:エベレスト(ヒマラヤ) 約8,848メートル
なんと、マウナ・ケアはエベレストよりも1,300メートル以上も「背が高い」のです。エベレストの上に、さらに東京タワーを4本積み重ねても届かないほどの圧倒的な差があります。
参考:Guinness World Records「ギネス世界記録」
なぜ私たちは「エベレストが絶対王者」だと錯覚するのか?
なぜ、これほどの格差がありながら、マウナ・ケアは「世界一」として教科書に載らないのでしょうか? それは、私たちが普段使っている山の高さの定義が「標高(海抜)」だからです。
エベレストのズルい(?)特徴: エベレストは、インド大陸とユーラシア大陸がぶつかって隆起した巨大な大地(ヒマラヤ山脈・チベット高原)の上にちょこんと乗っています。
つまり、スタート地点が最初から高いのです。麓の時点ですでに標高4,000〜5,000mあるため、純粋な山の部分だけの高さは実はそこまで大きくありません。
マウナ・ケアの隠された真実: 一方、ハワイのマウナ・ケアは太平洋のど真ん中の深海からそびえ立っています。海の上に出ている部分(標高)は4,205メートルですが、実は海の底に約6,000メートルもの巨大な胴体が隠されているのです。
まとめ
私たちは「海面(目に見える基準)」より上にあるものだけで、物事の全体像を評価してしまいがちです。
ビジネスや日常生活においても、「表面上の成果(標高)」だけを見て優劣を決めてしまうことがあります。しかし、見えないところ(海面下)での努力や、ゼロから積み上げてきた「純粋な高さ(マウナ・ケア)」を正当に評価することも、同じくらい重要です。
「見えている部分が全てではない」。
太平洋の底からそびえ立つハワイの火山は、私たちにそんな当たり前の事実を教えてくれます。

GLAM Entame Editorial
編集部
エンタメやカルチャーを入り口に、今を生きる大人の感性や知的好奇心を刺激する編集部チームです。話題のニュースやトレンド、SNSで広がるカルチャーから、思わず考えたくなる大人の常識クイズまで。楽しみながら学び、視野を広げられるコンテンツを通して、日常にちょっとした発見や会話のきっかけを届けています。ただ消費するだけのエンタメではなく、知ること・考えること・共有することを大切に。大人だからこそ楽しめるポップカルチャーを、発信しています。
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