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「うちの子に何してんのよ!!」と公園でキレる母親→いや、私子供を助けようとしたんですけど!?

「うちの子に何してんのよ!!」と公園でキレる母親→いや、私子供を助けようとしたんですけど!?

理不尽な怒り

日常のふとした瞬間に訪れる、予期せぬトラブル。

これは私が近所の公園で体験した出来事です。

その日は、雲ひとつない快晴。

仕事の合間にできた隙間時間、私は缶コーヒー片手に公園のベンチへ。

「はぁ〜、生き返る……」

スマホを置いてぼんやり空を見上げる、至福のひとときです。

そんな私の視界に、トテトテと頼りない足取りの小さなお客さんが。

2歳くらいの男の子でしょうか。お母さんは少し離れた場所で、ママ友らしき人とおしゃべりに夢中。

(元気だなぁ、可愛い)

微笑ましく目で追っていた、次の瞬間。

ガクッ。

男の子がベンチ手前の段差に足を取られました。

顔面からコンクリートへ倒れ込む体勢。

「っ! 危ない!」

思考より先に体が反応。

私はとっさに身を乗り出し、地面に激突する寸前の男の子を両手で受け止めました。

「ふぅ……よかった、大丈夫?」

間一髪セーフ。

ほっと息をついた、その時です。

「ちょっと!!うちの子に何してんのよ!!」

耳をつんざくような怒鳴り声。

弾かれたように顔を上げると、先ほどのお母さんが鬼の形相で駆け寄ってくるところでした。

「えっ、あ、あの……転びそうだったので……」

「触らないでって言ってるの!」

私の手から子供をひったくるように抱き寄せると、彼女は私を完全に「不審者扱い」。

「信じられない。公園だからって油断も隙もないわね」

周りの視線も突き刺さり、私の心は急速に冷えていきます。助けただけなのに。

悔しさと悲しみで言葉が出ず、下を向くしかありませんでした。

正論パンチ

その時です。

「ちょっと奥さん。それはあんまりじゃないのかい?」

凛とした声が響きました。

驚いて顔を上げると、隣のベンチで本を読んでいた上品な老婦人が、静かに、しかし力強く立ち上がっていたのです。

「えっ? な、何ですか……?」

気圧されるお母さん。老婦人は私と彼女を交互に見つめ、諭すように言いました。

「私、最初から見てましたよ。あなたが井戸端会議に夢中になっている間、このお嬢さんはずっと坊やを見守っていた」

「そ、それは……」

「今だって、このお嬢さんが支えなかったら、坊やは大怪我をしていましたよ。顔中血だらけになっていたかもしれない。礼を言うどころか怒鳴りつけるなんて、親としてどうなんですか?」

正論の連打。

周りのギャラリーも「そうだそうだ」「お姉さん悪くないよ」と頷き始めます。

お母さんの顔はみるみる真っ赤に。

「……っ、ご、ごめんなさい!」

彼女は蚊の鳴くような声でそう言うと、逃げるようにその場を去っていきました。

「……ありがとうございます」

私が深々と頭を下げると、老婦人はニッコリ笑って一言。

「見てる人はちゃんと見てるものよ。あなたは立派。胸を張りなさい」

その言葉の温かさたるや。

去り際、抱っこされた男の子が私の肩越しに、小さく手を振ってくれた気がしました。

理不尽な目には遭ったけれど、それ以上に人の温かさに触れた午後。

飲み干した缶コーヒーは、いつもより少し甘く感じました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

PROFILE

GLAM Lifestyle Editorial

編集部

日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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