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「余計な物は買わないの」とSNSで発信するママ友→写真の隅に写ったゴミで炎上するはめに【短編小説】
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「余計な物は買わないの」とSNSで発信するママ友→写真の隅に写ったゴミで炎上するはめに【短編小説】
本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
丁寧な暮らしを発信するママ友
「丁寧な暮らし」という言葉、憧れますよね。
私もその一人でした。 SNSで「無駄なものは持たない」「余計な物は買わない」と凛とした言葉を添えて、真っ白なインテリアの写真を投稿するママ友の彼女は、私たちのコミュニティではちょっとした有名人でした。
彼女の投稿はいつも完璧でした。
選び抜かれたお皿に、彩り豊かなオーガニック野菜。
背景に映り込むリビングは、まるでおしゃれな雑誌の1ページのよう。
「今日も必要なものだけに囲まれて、心穏やかに過ごしています」という一言には、何百もの「いいね」がついていました。
ある日、彼女がいつものように「午後のティータイム」というタイトルで写真をアップしました。
お気に入りの作家さんのカップに、季節の花。
しかし、その写真の右下、ソファの影になる部分に、わずかですが不自然な色の塊が写り込んでいたのです。
嘘がバレた
ネットの特定班の動きは早かったですね。拡大されたその場所には、あふれんばかりのコンビニ弁当の容器、脱ぎ捨てられた靴下、そして山積みになったペットボトルが写っていました。
「物が少ないんじゃなくて、カメラの死角にゴミを溜めてるだけじゃない?」
その疑惑は一気に広まりました。
過去の写真を遡ってみると、クローゼットの隙間から溢れ出しそうなレジ袋が見えたり、別の部屋のドアが半開きで中が真っ暗なゴミの山だったりと、ボロが次々と出てきたのです。
彼女の家は、実際は足の踏み場もないほどの「ゴミ屋敷」でした。外では完璧な自分を演じるために、買い込んだ物や溜まったゴミを、撮影する一角から必死に押し退けていただけだったのです。
「捨てられないなら、せめて見えないところに……」
彼女が漏らしたその本音は、画面越しに多くの失笑を買ってしまいました。
現在、彼女のアカウントは更新が止まっています。
身の丈に合わない「完璧」を演じることは、自分自身の首を絞めること。SNSのキラキラした世界の裏側には、時に直視できないほどの歪みが隠れているのかもしれませんね。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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