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「ふざけるな!新年の挨拶に来るのが遅い!」とキレる義両親。だが、妻の反論をうけ態度が一変【短編小説】

ふざけるな新年の挨拶に来るのが遅いとキレる義両親だが妻の反論をうけ態度が一変短編小説

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

詰めてくる義両親

「やっと来たのか!一体、何日だと思っているんだ!」

玄関を開けた瞬間、義父の怒鳴り声が家中に響き渡りました。

今日は1月15日。

世間ではお正月気分もすっかり抜け、日常が戻っている頃です。共働きの私たち夫婦にとって、ようやく取れた貴重な休日でした。

後ろでは義母も、いかにも不愉快そうに腕を組んでこちらを睨んでいます。

「新年の挨拶に15日なんて、ふざけるのもいい加減にしなさい。常識がないにも程があるわよ」

毎年、義実家への挨拶は「嫁」である私の責任だと言わんばかりのプレッシャーを感じてきましたが、今回ばかりは我慢の限界でした。

私が沈黙を破った瞬間

私は手に持っていた手土産を一度、玄関の棚に置きました。

そして、静かに、でもはっきりと義父の目を見て反論することにしたのです。

「お義父さん、お言葉ですが。私は12月の頭から、夫に何度も日程の相談をしていました。でも、夫が『まだいいよ』『そのうち決める』と後回しにし続けた結果が今日なんです」

隣で気まずそうに目を逸らす夫。

私はさらに続けました。

「私は三が日も仕事でしたし、その合間にこうしてお二人への贈り物の準備もすべて一人で整えました。もし、1月1日に来ることがこの家の『常識』だと言うのなら、それは私一人に求めるのではなく、ご自分の息子さんをしっかり教育し直していただけませんか? 私は彼の秘書ではありません」

一瞬、空気が凍りつきました。義両親は鳩が豆鉄砲を食ったような顔で私を見つめ、次に、隣で小さくなっている夫を厳しい目で見つめました。

「…お前、嫁さんに全部丸投げしていたのか?」 義父の声から怒りが消え、戸惑いが混じります。

「ごめんなさいね、あなたばかりを責めてしまって。まさか息子がそんなに動いていなかったなんて思わなくて」 義母が申し訳なさそうに私の手を取りました。

それからは、今までの険悪なムードが嘘のように穏やかな時間が流れました。

結局、一番の「非常識」は、妻に甘えきっていた夫と、それを疑いもしなかった義両親の思い込みだったのです。

帰り際、義父は少し照れくさそうに「来年は、無理のない範囲で相談してくれればいいからな」と言ってくれました。自分の気持ちを正直に伝えることで、ようやく本当の意味で、清々しい新年が始まったような気がします。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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