Share
「チケット代、一体いくらするんだ?贅沢じゃないか」と不機嫌そうにキレる夫。だが、夫の昔の失敗を責めた結果

パチンコ一家へ嫁いだ私の、ささやかな逆襲
お見合いで嫁いだ先は、あきれることに家族全員がパチンコに明け暮れる「パチンコ一家」でした。
バブルの華やかな頃は、増え続ける給料に浮かれて連日パチンコ。
しかし、バブルが崩壊して世の中が冷え込んでも、彼らのおめでたい頭の中だけは変わらなかったようです。
収入が減っても、相変わらずパチンコ台の前に座り続ける義父母や夫。
そんな人たちの尻拭いをするのは、いつも私でした。
私は必死にパートを掛け持ちし、近所の農家さんからタダ同然で野菜を分けてもらうなど、泥臭いやりくりで家計を支えました。
そんな私の苦労も知らず、家族は今日も明日も「当たり」を夢見ていたのです。
なんとか子どもたちを育て上げ、それぞれが独立してようやく一息ついた頃、私は韓国ドラマという唯一の楽しみを見つけました。
ドラマの挿入歌に癒やされ、CDを買い、ついには大好きなアーティストのコンサートへ行きたいと思うようになったのです。
準備を進めていたある日、パチンコに負けて帰ってきた夫が、私の荷物を見て不機嫌そうに聞いてきました。
「そのチケット代、一体いくらするんだ? 贅沢じゃないか」
自分の浪費を棚に上げたその言葉に、私は心の底から冷めた気持ちになり、笑顔でこう返してあげました。
「あなたがこれまでパチンコでドブに捨ててきた金額の、100分の1くらいですよ」
その瞬間、夫は言葉を失い、借りてきた猫のようにおとなしくなりました。
「……どうぞ、行ってきてください」と絞り出した声を聞きながら、私は勝利を確信したのです。
60代で初めて知った「自分だけの幸せ」
私は意気揚々と飛行機に乗り、会場へと向かいました。
会場を埋め尽くすペンライトの光、響き渡る歓声。
憧れのK-POPグループが目の前で躍動する姿を見たとき、私の目からは自然と涙がこぼれました。
心の底から「幸せ……!」と叫びたい衝動に駆られたのです。
これまでの人生、パチンコ三昧の家族に振り回され、自分のことは常に二の次、三の次でした。
60歳を過ぎてようやく、誰のためでもない、自分のためだけの「幸せ」を噛み締めることができました。
あの輝くステージを見つめながら感じた高揚感は、長年尽くしてきた家族からは一度も得られなかった、人生で初めての「本物の幸せ」でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、60代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
Feature
特集記事

