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「英会話なんて無意味」と教育方針を否定する義母→息子が外国人に道案内する姿を見て唖然【短編小説】

英会話なんて無意味と教育方針を否定する義母→息子が外国人に道案内する姿を見て唖然短編小説

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

英語教育に反対な義母

子どもの習い事選びは、親としての楽しみの一つ。
でも、そこに義実家からの「待った」がかかると、途端に胃が痛くなるものです。
我が家もまさにそのパターンでした。

現在小学生の息子は、幼稚園の頃から「英語を話してみたい!」と自ら英会話教室に通っています。
楽しそうに通う息子の姿を見るのは嬉しいのですが、近くに住む義母だけは、この教育方針が大不満でした。

「日本人なんだから、日本語だけで十分でしょう。英会話なんて無意味よ」
「そんな月謝を払う余裕があるなら、将来のために貯金してあげなさいよ」

顔を合わせるたびに繰り返される嫌味。
「これからの時代は必要ですから」と私がやんわり返しても、「流行りに流されているだけ」と鼻で笑われる始末です。
夫も味方してくれますが、義母の頑固さは筋金入りでした。

子供の成長

そんなある週末のことです。
義母も連れて、少し遠くの観光地へ出かけました。
多くの人で賑わう中、突然、大きなバックパックを背負った外国人の男性が、ベンチで休んでいた義母に話しかけてきたのです。

「Excuse me…」

スマホの画面を見せながら何かを尋ねている様子。
突然のことに義母はパニックです。
「えっ、私!? 無理無理、日本語しかわかりません!」と、手でバツ印を作って逃げ腰状態。
私も助け舟を出そうと近づいたその時でした。

「He wants to go to the station」

アイスを食べていた息子が、すっと義母の前に立ちました。
そして、物怖じすることなく男性の目を見て言ったのです。

「Go straight, and turn right. You can see it!」

小さな指で堂々と道を指し示す息子。
男性はパッと笑顔になり、「Oh, アリガトウゴザイマス!英語上手です」息子にハイタッチをして去っていきました。

その場に残されたのは、口をあんぐりと開けたままの義母。
「今の……通じたの? あんな小さな子が?」
「うん、教室で習った道案内だよ」と得意げな息子を見て、義母はバツが悪そうに、でも少し感心した様子で「……たいしたもんだねぇ」と呟きました。

それ以来、英会話への文句は一切なし。
あの日、息子の小さな背中が、どんな言葉よりも雄弁に義母を説得してくれたようです。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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