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「結婚したんだ、式に来る?」元彼からのLINE。当日、式場に行くとその場の空気が凍りつく【短編小説】

結婚したんだ式に来る元彼からのLINE当日式場に行くとその場の空気が凍りつく短編小説

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

元彼からの無神経すぎるLINE

日曜日の昼下がり、スマホが震え、元彼からのLINE通知が表示されました。

「久しぶり! 元気?実は俺、結婚したんだ、式に来る?」

画面を見て、私は思わず失笑。彼と別れたのは1年ほど前、理由は彼の浮気でした。

さらに、既読もつけていないのに追撃のメッセージが届きます。

「俺が幸せになったとこ、見届けてよ」

私を散々傷つけて別れたくせに、自分の晴れ舞台に招待してくる無神経さ。歪んだ優越感が透けて見えました。

普通ならブロックですが、私は冷静に返信を打ち込みました。

「おめでとう。出席します」

「マジで?w じゃあ席用意しとくね! 気まずいかもしれないけどw」

私はスマホを強く握りしめました。私にはどうしても彼に見せなければならない、ある物があったからです。

高砂席で明かされた、残酷すぎる真実

結婚式当日。私は式場へ向かいました。披露宴会場の高砂席には幸せそうな二人の姿。私を見つけた彼は、予想通りニヤリと勝ち誇ったような笑みを浮かべました。

歓談の時間、友人たちに続いて私も高砂席へ。私の順番が来ると、彼はわざとらしく大きな声で言いました。

「来てくれたんだ。お前も早くいい人見つけなよ」

周囲が気まずそうにする中、新婦も「 仲良くしましょうね」と余裕の笑顔。

私はバッグからある封筒を取り出し、二人の目の前に置きました。

「結婚おめでとう。それとこれ、あなたが『独立資金』と言って私から借りて、一円も返していない300万円の借用書」

会場が一瞬静まり返ります。さらに私は畳みかけました。

「結局、独立もせずに、ずっと家にいたけどね」

新婦の顔色はサーッと青ざめ、新郎の顔は引きつっていきました。

「え、嘘……彼、ずっと上場企業のエリートだって」と呟く新婦。

「あら、知らなかったの? 彼、ずっと無職で私のヒモだったのよ」

私がそう告げると、その場の空気は完全に凍りつきました。周囲の冷ややかな視線が一斉に新郎へ突き刺さります。

私は凍りついた空気を背に、「お幸せに」とだけ言い残し、颯爽と会場を後にしました。外の空気は、これまでになく澄んでいて美味しかったです。

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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

 

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