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「レジ袋に金取るの?」と店員にキレる客。後ろに並んでいた小学生のある一言に客が赤面したワケ【短編小説】

レジ前で理不尽なクレーム
仕事帰りのスーパーでの出来事です。夕方のレジには長蛇の列ができていました。私の前には、上品な身なりの、イライラした様子の年配の男性が並んでいました。
ようやく男性の番が来た時です。
若い女性の店員さんが、「レジ袋はご利用ですか?」と聞きました。するとその瞬間、男性が店内に響き渡るような大きな声を出したのです。
「レジ袋に金取るの?」
店員さんは驚きつつも、「はい、数年前から有料となっておりまして……」と説明します。しかし、男性の怒りは収まりません。
「たかが袋一枚だろ!」「昔はタダだった!」「客から金を巻き上げるのか!」と、理不尽な文句を延々と並べ立てます。
レジ袋が有料化されてずいぶん経ちます。私も含め周りの客は冷ややかな視線を送っていました。店員さんは今にも泣き出しそうで、その場の空気は最悪でした。
その時です。私の後ろに並んでいた、お使いに来ていたと思われる小学生くらいの男の子が、純粋な、しかしよく通る声でこう言ったのです。
少年が放った、純粋すぎる提案
「おじちゃん、お財布忘れちゃったの? 2円くらいなら、僕が貸してあげようか?」
その場が一瞬で静まり返りました。男の子は本気で心配した様子で、自分の小さな小銭入れを開いています。
周りからはこらえきれずに「プッ」と吹き出す音が漏れました。
自分がお金に困っていると思われたこと、そして子供に同情されたことに気づいた男性は、みるみるうちに耳まで顔を真っ赤にしました。
男性は何も言い返せず、慌てて財布から小銭をトレイに叩きつけると、逃げるように店を出て行きました。
「ありがとう、ボク。助かったよ」と店員さんが笑顔を見せると、男の子は「? おじちゃん、急いでたのかな」と不思議そうに首をかしげていました。
あの一言の破壊力、そして無自覚な正義感に、私は心の中で盛大な拍手を送りました。
本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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