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美容室は何分前に行くのが正解?早すぎもNG!GLAM編集部が教える「愛される客」の予約時間マナー
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知らないと恥ずかしい?「15分以上の早すぎる到着」が迷惑になる真実

「遅れるよりは早い方がいいだろう」「待っていればいいだけだから」と考え、予約時間の15分も20分も前に到着してしまう。
一見すると真面目で良いお客様のように思えますが、実はこれ、美容室側にとっては少し困った事態になりかねないのです。
良かれと思ってした行動が「ありがた迷惑」にならないよう、サロン側のリアルな事情を知っておきましょう。
【サロンの事情】開店前や休憩時間を削らせてしまうプレッシャー
特に注意したいのが、朝一番の予約や、お昼休憩の時間帯にかかる予約の場合です。
美容室では、開店時間の直前までスタッフ全員での朝礼や掃除、その日の予約状況の確認、薬剤の準備といったミーティングが行われています。
まだお客様をお迎えする準備が整っていない時間帯にチャイムが鳴ると、スタッフは慌てて対応にあたらなければならず、朝の大切なルーティンを中断させてしまうことになります。
また、スタイリストにはお客様とお客様の合間にわずかな休憩時間が設けられていることがあります。
もしあなたが予約より20分早く到着した場合、担当の美容師さんはまだバックヤードでランチの最中かもしれません。
「お客様が待っている」という事実は、休憩中のスタッフにとって「早く戻らなければ」という強烈なプレッシャーになります。
十分な休憩が取れないまま施術に入ることになれば、集中力やパフォーマンスが低下してしまう恐れもあります。相手の時間を奪わないという配慮も、愛される客のマナーの一つです。
待合席が埋まってしまうトラブルも
多くの美容室において、待合スペース(ウェイティングルーム)はそれほど広くありません。
基本的には「予約のお客様がスムーズに入れ替わること」を前提に設計されているため、長時間待つための席数は確保されていないことがほとんどです。
あなたが早く到着して待合席を占領してしまうと、前の時間帯のお客様がお会計を待つ場所がなくなってしまったり、他のお客様の邪魔になってしまったりする可能性があります。
また、前のお客様がまだ施術中だった場合、鏡越しに「次のお客様がもう来て待っている」という状況が目に入ると、「早く終わらせて席を空けなきゃ」と、無言の圧力を感じさせてしまうこともあります。
自分だけでなく、その場にいる全員が心地よく過ごせる空間を作るために、極端に早すぎる到着は避けるのが賢明です。
もし早く着きすぎてしまったら?スマートな時間の潰し方
電車がスムーズに繋がりすぎてしまったり、前の予定が早く終わってしまったりして、どうしても早く着いてしまうことはあるでしょう。
そんな時は、無理にお店に入らず、近くで時間を調整するのがスマートな大人の振る舞いです。
近くのカフェでコーヒーを一杯飲んで一息つくのも良いですし、ドラッグストアや雑貨店で新しいコスメをチェックするのも楽しい時間です。
サロンの近くにある素敵なお店を見つけておけば、美容室に行く楽しみがもう一つ増えることになります。
もし近くにお店がない場合は、お店の玄関前で仁王立ちして待つのではなく、少し離れた場所でスマホを見たりして時間を潰しましょう。そして、5分前になったら涼しい顔でお店に入る。これこそが、お互いに気を使わせないためのベストな距離感です。
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