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「割り勘って約束したよね?」旅行代金を踏み倒すママ友を追求した結果…突然の怒りの暴走!?【短編小説】

楽しい旅行と「割り勘」の約束
「絶対楽しいよ!」「みんなで行こう!」
子どもたちが同じ幼稚園に通うママ友4人でのグループ旅行。
企画したのは私です。
旅行の計画はトントン拍子に進みました。
「費用はキッチリ割り勘ね」「もちろん!」
全員でそう約束し、それはもう楽しい2日間を過ごしました。
……そう、あの「精算日」が来るまでは。
旅行から3日後。私が立て替えていた宿泊費や交通費の精算日でした。
合計金額と一人分の金額を明記し、グループLINEに「本日中によろしくお願いします!」と送りました。
すぐに2人から「振り込んだよ!」「幹事ありがとう!」と明るい返信がありました。
しかし、一番ノリノリだったはずママ友の一人だけが反応しません。その日は「忙しいのかな?」くらいに思っていました。
逆ギレしたママ友の信じられない言い分
翌日になっても、入金はありません。
「どうしたのかな?」
「既読はついてるけど…」
グループLINEが少しざわつき始めます。
私は意を決して、「お振込の件、確認お願いできますか?」と送りました。
個人LINEではなく、あえてグループLINEにしたのは、他の二人が振り込んでくれている手前、公平にしたかったからです。
既読はつくのに、返信がない。重苦しい空気が流れた、その夜。
『ごめん、今バタバタしてるから後で!』
返信はそれだけでした。しかし、さらに翌日になっても振り込まれません。
「申し訳ないけど今日中にお願いします。立て替えもちょっと厳しくて…」
私がそう送ると、信じられない返信が来たのです。
『え、まだ言ってるの? 幹事なんだから、それくらいサービスしてくれてもいいんじゃない?』
グループLINEが凍りつきました。
「え……? サービスって、どういうこと? みんなで割り勘って約束したよね?」
私が慌てて返すと、その人の暴走が始まりました。
『そもそも私はあの宿、イマイチだったし。そんなに楽しめなかった分まで払うのおかしくない? 』
これには温厚な他の友達も黙っていません。
『それは違うよ。行く前はあんなに楽しみにしてたじゃない』
『みんなで決めたことだよ。払うのが当然でしょ』
もう一人の友人も続きます。
すると払わないママ友は、
『は? なんでみんなで私を責めるの? もういい。こんなグループ抜ける!』
次の瞬間、「グループを退会しました」という無機質な文字が浮かび上がりました。
旅行代金は、結局戻ってきませんでした。私たち3人で彼女の分を分担することになり、本当に悔しい思いをしました。
でも、あんな無茶苦茶な言い訳をする人と縁が切れたこと、そして残りの2人との絆が深まったことだけが、唯一の救いです。あの地獄のような時間は、忘れることができません。
本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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