割り切った関係とは？セフレとの違いから男性・女性心理、傷つかないためのルールまで解説

傷つかないために。割り切った関係の「連絡頻度」と鉄のルール

この曖昧な関係を続けるのであれば、自分の心を守るために、絶対に守るべき「鉄のルール」が存在します。

期待と不安の間で心をすり減らさないためにも、以下のルールを彼との間で共有するか、少なくとも自分の中で固く誓っておきましょう。

ルール①：会う目的と期間を最初に決める

ずるずるとした関係に陥らないために、最も重要なのが「始まりのルール設定」です。

「寂しい時だけ会う」「新しい恋人ができるまで」など、この関係が何のためにあり、いつまで続くものなのかを最初に明確にしておきましょう。

終わりを決めておくことで、無駄な期待を防ぎ、もし関係が心地よくなくなった時に「約束が違う」と、きっぱり終わらせるための理由にもなります。

ルール②：「嫉妬」や恋愛感情が芽生えたら関係は終わり

割り切った関係の前提は「恋愛感情なし」。

もし、彼の他の女性関係が気になったり、会えない時間に苦しくなったりと、嫉嫉心や独占欲が芽生えたら、それは関係の終わりのサインです。「好き」という気持ちが芽生えた時も同様です。

その感情に気づかないふりをして関係を続けても、待っているのは辛い現実だけ。自分の気持ちが変化した時は、正直に終わりを告げる勇気を持ちましょう。

ルール③：金銭の貸し借り・援助（お金）は絶対にNG

どんなに親しい雰囲気になったとしても、お金の貸し借りは絶対にNGです。

「今月ピンチで…」「すぐに返すから」といった言葉に同情しても、絶対に応じてはいけません。体の関係に金銭が絡むと、一気に関係性は歪になります。

対等なはずの関係が崩れ、あなたがただ利用されるだけの存在になりかねません。お金の話が出た時点で、その人との関係は見直すべきです。

ルール④：プライベートに深入りしない（お泊まり、SNSなど）

お互いのテリトリーを守ることも、割り切った関係を続けるためのコツです。

例えば、体の関係を持った後、そのまま彼の家にお泊まりするのは避けましょう。朝まで一緒に過ごすと、恋人のような錯覚に陥りやすくなります。

お互いのSNSをフォローし合ったり、友人に紹介したりするのも深入りしすぎ。あくまでも、二人の世界だけで完結させる関係だと割り切りましょう。

ルール⑤：連絡頻度は最低限に。毎日の連絡は避ける

恋人ではないのですから、「おはよう」「おやすみ」といった毎日の挨拶や、他愛のない日常報告は必要ありません。

頻繁な連絡は、相手への依存心や恋愛感情を育ててしまいます。連絡は、次に会う約束をするときなど、必要な時だけにするのが鉄則です。

彼から連絡が来なくても、「そういう関係だから」と気にしない。そのくらいの距離感が、自分の心を平穏に保つ秘訣です。

【状況別】職場やマッチングアプリでの「割り切った関係」

出会いの場によっても、「割り切った関係」の意味合いやリスクは変わってきます。

特に多い「職場」と「マッチングアプリ」のケースについて、注意すべき点をみていきましょう。

職場で割り切った関係を持つリスクと注意点

毎日顔を合わせる職場での割り切った関係は、他のどの関係よりもハイリスクです。もし関係を持つのであれば、相当な覚悟が必要になります。

最大のリスクは、関係が周囲に知られてしまうこと。「あの二人、怪しいよね」といった噂はすぐに広まり、あなた自身の社会的評価を大きく傷つけます。仕事がやりづらくなるだけでなく、最悪の場合、どちらかが退職せざるを得ない状況にもなりかねません。

また、関係が終わった後も気まずい思いをしながら働き続けなければならないのも辛い点です。もし相手が上司であれば、パワーバランスが崩れ、あなたが不利な立場になる可能性も。

職場での割り切った関係は、メリットよりもデメリットが圧倒的に大きいと心得ておきましょう。一時的な感情で、大切なキャリアを棒に振るうことのないよう、慎重な判断が必要です。

マッチングアプリで「割り切った関係」と言われた時の本当の意味

マッチングアプリのプロフィールやメッセージで、男性から「割り切った関係を希望します」と言われた経験はありませんか？

これは、ほぼ100%「恋人ではなく、体の関係を持つ相手を探しています」という意味です。

真剣な出会いを求める女性を最初から除外するために、あえて正直に（聞こえはいいですが）宣言しているのです。そこには、「恋愛の面倒なプロセスは飛ばしたい」「彼女はいらないけど、欲は満たしたい」という本音が隠されています。

もしあなたが真剣な恋愛を望んでいるなら、こうした男性と時間を過ごすのは無駄になってしまいます。

「私が本命になってみせる」と考えるのは危険です。彼は初めから”割り切る”ことを目的にしているので、その考えが変わる可能性は極めて低いでしょう。丁寧にお断りして、次の出会いを探すのが賢明な選択です。