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割り切った関係とは?セフレとの違いから男性・女性心理、傷つかないためのルールまで解説
INDEX
そもそも「割り切った関係」とは?セフレ・FWBとの違いを解説

まずはじめに、この曖昧な「割り切った関係」という言葉の定義をはっきりさせておきましょう。
似たような言葉に「セフレ」や「FWB」がありますが、それぞれ少しずつニュアンスが異なります。その違いを知ることが、今のあなたの立ち位置を客観的に見つめ直す第一歩になります。
「割り切った関係」の基本的な定義
「割り切った関係」とは、一般的に「恋人同士ではないけれど、お互いの合意のもとで体の関係を持つ間柄」を指します。最大の特徴は、そこに恋愛感情や将来の約束といった要素を含まないことを前提としている点です。
ただし、その内情はさまざま。「お互いに恋愛は面倒だけど、寂しいのは嫌」という利害が一致したドライな関係もあれば、「本当は好きだけど、相手に恋人がいる」「今は付き合えない事情がある」といった、切ない感情が隠れているケースも少なくありません。
体の繋がりだけでなく、食事やデートを重ねることもあり、その境界線が非常に曖昧になりやすいのが、この関係の複雑なところです。
セフレ(セックスフレンド)との決定的な違い
「セフレ」は、その名の通り「セックスをすることが目的の友人」です。割り切った関係と混同されがちですが、決定的な違いは関係性のドライさにあります。
セフレの場合、会う目的は体の関係を持つことのみにほぼ限定されます。そのため、会う場所はホテルが中心で、食事やデートをすることは稀です。日常的な連絡も、次に会う約束を取り付けるための事務的なやり取りがほとんどでしょう。
そこには友情や恋愛感情が入り込む余地はほとんどなく、極めてシンプルな目的で繋がっている関係と言えます。
一方で「割り切った関係」は、デートのような時間も共有するため情が移りやすく、「もしかしたら恋人になれるかも?」という期待を抱きやすい側面があります。
FWB(フレンズ・ウィズ・ベネフィット)との関係性
「FWB」は、”Friends with Benefits”の略で、「特典(体の関係)付きの友達」と訳されます。海外ドラマなどで耳にしたことがあるかもしれませんね。
この関係のベースは、あくまで「友人」であることです。友人として一緒に遊んだり、悩みを相談し合ったりする中で、体の関係も持つ、というスタイルです。
セフレのように体の関係だけが目的ではなく、人としての繋がりや友情を大切にする点が大きな特徴です。お互いのプライベートには深入りせず、他に好きな人や恋人ができても嫉嫉したり束縛したりしないのが暗黙のルール。
体の関係はあっても、根底には友情と信頼があるため、割り切った関係やセフレよりは精神的な繋がりを感じやすいかもしれません。
「割り切った関係」を求める男性心理・女性心理のリアル
では、なぜこのような曖昧な関係が生まれてしまうのでしょうか。ここからは、割り切った関係を望む男女それぞれの、少し複雑な心の内を探っていきます。
彼の言動の裏にある本音や、自分でも気づいていなかった自身の気持ちを理解する手がかりになるかもしれません。
なぜ男性は「恋人」ではなく割り切った関係を望むのか
男性が「付き合う」という形を避け、割り切った関係を求める背景には、いくつかの本音が隠されています。
まず最も多いのが、「恋愛の責任や束縛から逃れたい」という気持ちです。
恋人になれば、記念日を祝い、頻繁に連絡を取り、時には相手の悩みにも向き合う必要があります。仕事や趣味に集中したい時期の男性にとって、そうした「恋人としての役割」が重荷に感じられることがあるのです。
体の関係は持ちたい、でも責任は負いたくない。そんな身勝手にも聞こえる願望が、割り切った関係という選択に向わせます。
また、特定の誰か一人に絞らず、「他の女性との可能性も残しておきたい」という心理も働いています。あなたと会いつつも、本命の相手を探していたり、複数の女性と関係を持っていたりするケースも少なくありません。
過去の恋愛で深く傷ついた経験から、「もう真剣な恋愛で傷つきたくない」と臆病になっている男性もいるでしょう。
なぜ女性は割り切った関係を受け入れてしまうのか
一方で、私たち女性はなぜ、本意ではないかもしれないこの関係を受け入れてしまうのでしょうか。
その根底にあるのは、やはり「相手のことが好き」という気持ちです。
たとえ正式な恋人になれなくても、彼に会えなくなるくらいなら、今の関係でもいい。そばにいられるだけで幸せだ、と自分に言い聞かせてしまうのです。「いつか私の魅力に気づいて、本命にしてくれるはず」という淡い期待も、その関係を続ける理由になります。
また、仕事で疲れている時や、ふと寂しさが募る夜に、心の隙間を埋めてくれる存在として彼を求めてしまうこともあります。自分に自信が持てず、「私なんて、本命の彼女にはなれない」という自己肯定感の低さから、都合のいい関係を甘んじて受け入れてしまうケースも。
本当は大切にされたいと願っているのに、その気持ちに蓋をしてしまう。割り切った関係を受け入れる女性の心には、そんな切ない葛藤が隠されていることが多いのです。
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