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「実は好きだったんだ」飲み会後、同僚から届いた好意的なLINE。その裏にあったまさかの誤解【短編小説】

実は好きだったんだ飲み会後同僚から届いた好意的なLINEその裏にあったまさかの誤解短編小説

まさかの「好き」宣言

飲み会から帰って、髪を乾かしていたときです。
机の上に置いていたスマホが、ぽん、と鳴りました。

画面を見ると、今日の飲み会で斜め前にいた同僚から。

普段ほとんど連絡してこない人なので、少しだけ身構えながら開きました。

「今日はお疲れさま〜!無事帰れた?」
「着きました!そっちも大丈夫でした?」
「大丈夫大丈夫。てかさ、いつも見てて思ったんだけどさ」

「いつも見てて思ったんだけどさ」

急にそんな前置きされたら、
人間誰でもドキッとする。

「な、なにがです?」

返す指が変に震える。
既読がついて、少し間が空いてから次の通知。

「変に受け取らないでね。ずっと前から実は好きだったんだよね」

悲しい誤解

好きだった。
完全に恋愛のテンションの“好き”に見える言い回し。

心臓がドクンと跳ねる。

今日、珍しく話が盛り上がったし、
距離が少し縮まった感じも……なくはなかった。

でも返事に迷う。
どう反応すれば正解?

悩んで悩んで、
ド直球には返せないから、
角を立てない薄い返しを選ぶ。

「え、そう思ってもらえてたんですね…ありがとうございます…」

自分でも“保険かけすぎの返事だな”と思いながら送信。

既読がついて、すぐに返事が来た。

「そうそう!仕事の話してても思ったんだけど、君のそういう“気が利くとこ”、ずっと好きだった!」

…………気が利くとこ!?
あの “好きだった” は、
まさかの “人として好印象” のほう。

LOVE じゃなくて LIKE。

むしろ
“良いところとして好き”
のほう。

部屋にひっそり、情けない声が漏れる。

「びっくりしました…!そういう意味だったんですね笑」

「え、どういう意味だと思ったの?笑」

いや、それは言えない。
絶対に言えない。

誤解した自分が恥ずかしすぎて、
スマホを伏せて布団に倒れ込みました。

LOVE じゃなくて LIKE。

人生ってほんと、こういう小さなズレで簡単に赤っ恥をかくんですよね。

明日の出社が地獄です。

 

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

 

 

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