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悲劇のヒロイン症候群とは?原因と末路、卒業するための克服法を徹底解説
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このままだと危険…悲劇のヒロインを続ける人の悲しい末路

「不幸な私」でいることは、一時的に人の気を引いたり、同情されたりすることで、心地よく感じられるかもしれません。
でも、その先に待っているのは、あなたが本当に望む未来とは程遠い、とても寂しい結末です。少しだけ、厳しい現実にも目を向けてみましょう。
本当に大切な人が離れていく
最初は親身になって話を聞いてくれていた友人や恋人も、いつまでも続く不幸話には、いずれ疲れてしまいます。
「またその話か…」「アドバイスしても、どうせ聞かないしな」と思われ始めると、少しずつ距離を置かれてしまうでしょう。
本当にあなたのことを大切に思っている人ほど、何もしてあげられない無力感に苛まれ、あなたの側から静かに去っていくのです。気づいた時には、周りには誰もいなくなっていた、なんてことになりかねません。
誰からも信頼されず、孤立する
何か問題が起きるたびに、他人や環境のせいにするクセは、あなたの社会的な信用を少しずつ蝕んでいきます。職場では「言い訳ばかりで、責任感のない人」、友人関係では「いつもネガティブで、一緒にいても楽しくない人」というレッテルを貼られてしまうのです。
やがて、誰もあなたに大事な相談をしなくなり、重要な仕事も任されなくなるでしょう。周りから信頼されず、誰にも相手にされなくなる…これほど悲しい孤立はありません。
成長のチャンスを逃し続ける
「悲劇のヒロイン」でいる限り、あなたは人生の主役の座を、自ら放棄しているのと同じです。困難な出来事を「自分を成長させてくれる試練」ではなく、単なる「不幸な出来事」としてしか捉えられないため、学びや気づきのチャンスをすべて棒に振ってしまいます。
失敗から反省することなく、自分の力で問題を解決しようとしないため、いつまで経っても同じ場所で足踏みし続けることに。周りの友人たちがどんどん素敵な女性に成長していく中で、自分だけが取り残されていくような、焦りと虚しさを感じることになるでしょう。
【当事者向け】「悲劇のヒロイン」から卒業するための3ステップ
厳しい現実を知って、「やっぱり、このままじゃダメだ」と感じたあなたへ。大丈夫、今からでも決して遅くはありません。
「悲劇のヒロイン」という役を降りて、あなたの人生という物語の本当の主役になるための、具体的な3つのステップをご紹介します。
STEP1:「自分はそうかもしれない」と客観的に認める
最も難しく、そして最も大切なのが、この最初のステップです。
自分を責める必要はありません。ただ、「私には、そういう思考のクセがあるのかもしれない」と、冷静に、客観的に認めてあげるのです。
これは「敗北宣言」ではありません。むしろ、自分の弱さと向き合おうとする、強くて勇気のある行動です。この一歩を踏み出せた自分を、まずは心から褒めてあげてください。
STEP2:不幸話の「主語」を「自分」に変えるトレーニング
悲劇のヒロインは、無意識のうちに「周りの人や環境」を主語にして物事を語りがちです。それを、意識的に「私」という主語に変えるトレーニングをしてみましょう。
これは、受け身の被害者意識から、自分の人生の舵を握る主体的な意識へと切り替えるための、とても効果的な方法です。
例えば、「上司が仕事を押し付けてくるから、私は大変」ではなく、「(上司に仕事を頼まれて)私は断れなかった。次はどうすればうまく断れるかな?」と考えてみる。
「彼が連絡をくれないから、私は不安」ではなく、「(彼から連絡がなくて)私は不安を感じている。この不安な気持ちと、どう向き合おうかな?」と、自分の感情や行動に焦点を当てるのです。
STEP3:他人の評価から卒業し、自分で自分を幸せにする
「悲劇のヒロイン」の心の根底には、「誰かに認めてもらいたい」「誰かに幸せにしてもらいたい」という、他人への期待が隠れています。その鎖を断ち切る最後のステップは、自分で自分を幸せにする、と決めること。
そのために、SNSで不幸をアピールする時間を、あなたの心が本当に喜ぶ時間に変えてみませんか。新しい趣味を始める、小さな目標を立ててクリアする、美味しいものを食べる、ゆっくりお風呂に入る…。
どんなに些細なことでも構いません。他人の「いいね」ではなく、あなた自身の「心地いい」を一つずつ集めていくのです。自分で自分を満たせるようになった時、あなたはもう、誰かの同情を求める必要はなくなっているはずです。
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