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【もう振り回されない】人によって態度を変える人の特徴と心理|職場のストレスが消える賢い対処法
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【心理】なぜ?人によって態度を変える人の心の中に隠された4つの本音

相手によってコロコロと態度を変える人を見ていると、「どうしてあんなことができるんだろう?」と不思議に思いますよね。
その一貫性のない言動は、単に性格が悪いから、という言葉だけでは片付けられません。実は、その行動の裏には、彼ら彼女らなりの切実な理由や、複雑な本音が隠されています。
ここでは、その心の中に隠された4つの心理を覗いてみましょう。これを理解すれば、相手の言動に「なるほど、そういうことか」と、少し冷静になれるはずです。
①「嫌われたくない」という極端な自己防衛と恐怖心
意外に思われるかもしれませんが、人によって態度を変える行動の根源には、臆病なほどの「嫌われたくない」という強い恐怖心が隠れていることがあります。
自分に自信がなく、「ありのままの自分では、人に受け入れてもらえないのではないか」と常に怯えているのです。
そのため、上司や先輩など、自分を評価する立場にある人に対しては、徹底的に「良い人」を演じます。相手が好みそうなキャラクターになりきることで、自分が拒絶されるリスクを必死に避けようとしているのです。
これは、彼らなりの生存戦略であり、弱い自分を守るための鎧のようなものなのかもしれません。
②「自分は特別だ」という歪んだプライドと、その裏の劣等感
「自分は他人とは違う、特別な存在だ」という歪んだプライドを持っている一方で、その心の奥底には、強烈な劣等感を抱えています。
そのアンバランスな自己評価が、「自分より下」だと見なした相手に対する横柄な態度となって現れます。後輩や店員などを見下すことで、「自分は、この人たちよりも上の人間なんだ」と相対的に自分の価値を確認し、脆いプライドを保とうとするのです。
逆に、上司や権力者には媚びへつらうのは、その「特別な存在」である人たちの仲間入りをすることで、自分の価値を引き上げたいという心理の表れ。
彼らの態度の変化は、常に自分の中の劣等感と戦っている証拠とも言えます。
③「自分さえ良ければいい」という徹底した損得勘定
人間関係を、心と心の繋がりではなく、「自分にとって得か、損か」という物差しでしか見ていないタイプです。彼らにとって、他人は自分の目的を達成するための「駒」でしかありません。
上司に気に入られれば、出世に繋がるかもしれない(得)。後輩に親切にしても、自分にメリットはない(損)。だから、上司には尽くし、後輩はぞんざいに扱う。全ての行動が、この徹底した損得勘定に基づいています。
そこには、相手への思いやりや優しさといった感情はほとんど存在しません。ただ、自分の利益を最大化するために、最も効率の良い態度を相手によって使い分けているだけなのです。
④ 常に誰かに認められたい、承認欲求の強さ
「すごいね」「さすがだね」と、誰かに認められることでしか自分の価値を感じられない、非常に強い承認欲求を抱えています。自分の存在価値を、自分自身の中に見出すことができないのです。
そのため、評価してくれる権力者や、自分を称賛してくれる人たちの前では、必死に「できる自分」「良い自分」をアピールします。手柄を独り占めしたり、会議で有力者に同調したりするのは、すべて「認めてほしい」という渇望からくる行動です。
逆に、自分を認めてくれる可能性のない相手には全く興味を示さず、冷たい態度をとります。彼らの態度の変化は、常に「認めてくれる人」を探し求める、心の叫びでもあるのです。
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