GLAM Editorial

2022.10.31(Mon)

グアムの村祭り「フィエスタ」とは?実際に取材してきました

日本から3時間半で行けるグアムの魅力は、ビーチだけではありません。昔からグアムでは、各村が守護聖人を祝う地元の村祭り「フィエスタ」が開催されています。

 

フィエスタは地元の村祭りでありながら、日本人観光客も気軽に参加できるのが大きな魅力です。

 

2022年10月に、筆者が実際にフィエスタに訪問し、その様子を取材してきました。取材してきた内容をもとに、フィエスタがどのようなお祭りなのかを紹介します。

 

グアムのメインの観光名所だけでは体験できない、地元ならではの文化を楽しめるローカル旅行が好きな方は、ぜひフィエスタにぜひ参加してみてくださいね。

「フィエスタ」とは?

ウマタック村のフィエスタ

▲ウマタック村のフィエスタ

 

フィエスタとは、各村の守護聖人に対し住民が感謝やお祝いを捧げる、カトリック教の伝統行事です。

 

グアムは19の村にわかれており、それぞれに「守護聖人」が存在します。守護聖人とはキリスト教の信仰の1つで、個人や職業、国家などを保護するとされる聖人です。

 

グアムの19の村には、それぞれ「フィエスタ」という祝日が定められています。その祝日になると、住民は守護聖人に感謝やお祝いを捧げるために、フィエスタという村祭りを実施するのです。

 

守護聖人

フィエスタの時期

アガニアハイツ村

ブレスド・サクラメントの聖マリア

感謝祭(11月の第4木曜日)の週末直後

アガット村

聖サンタロザ

7月

アサン村/マイナ村

Niño Perdido浄化の聖母

12月の最終土曜日/1月の最終土曜日

バリガダ村

サン・ビセンテ・フェレール

4月上旬

チャランパゴ村/オルドット村

平和と良き航海の聖母/洗礼者 聖ヨハネ

5月下旬と6月下旬

デデド村

聖女バルバラ

12月上旬

ハガニア村

聖母マリア

12月8日

イナラハン村

聖ジョセフ

3月(マロロ地区)と5月

マンギラオ村

聖テレシタ

9月後半

メリッソ村

聖ディマス

4月

モンモン村/トト村/マイテ村

水の聖母/聖母マリアの汚れなきみ心/※マイテ村は守護聖人なし

1月/6月/※マイテ村は実施なし

ピティ村

聖母の被昇天

8月

サンタリタ村

聖女リタ

5月

シナハニャ村

聖ユダ

10月

タロフォフォ村

聖ミゲル

9月

タムニング村/タモン村

聖アンソニー/ディエゴ・ルイス・デ・サン・ビトレス

6月/1月

ウマタック村

サン・ディオニシオ

10月

ジーゴ村

ルルドの聖母

2月

ジョーニャ村

アッシジの聖フランシス

10月最初の週末

 

フィエスタはカトリック教の伝統行事であることから、基本、各村の村長とカトリック教徒が協力して実施します。

 

ちなみに、グアムの人口の85%以上がカトリック教徒です。17世紀後半のスペイン人とカトリック教徒の入植により、今のグアムにはカトリック教が普及しています。

 

フィエスタでは何をするの?

カトリック教の伝統行事であるフィエスタでは、村長と住民が集まり、守護聖人を祝うためのお祭りが実施されます。

 

具体的には、現地の方々の手によって作られるグアムの郷土料理「チャモロ料理」が振る舞われます。

 

ウマタック村のフィエスタで振る舞われたチャモロ料理

▲ウマタック村のフィエスタで振る舞われたチャモロ料理

 

チャモロ料理は、大量に作って各自で分けるのが一般的です。実際にフィエスタでも、現地の方々によって作られた豊富なチャモロ料理が、ビュッフェ形式で振る舞われました。

 

ジョーニャ村のフィエスタで振る舞われたチャモロ料理

▲ジョーニャ村のフィエスタで振る舞われたチャモロ料理

 

住民はチャモロ料理を手に取り、それぞれコミュニケーションを取りながら、神聖なお祭りを楽しむのです。

 

またフィエスタでは、ミュージシャンが歌を歌ったり、ダンスショーが実施されていたりと、お祭りを盛り上げるために数々の趣向が凝らされています。

 

フィエスタはカトリックの伝統行事でありながら、音楽やダンスでにぎやかな雰囲気のお祭りとなっており、参加すれば自ずと楽しめますよ。

 

なおフィエスタは、このような1か所に集まって行われるお祭りだけでなく、家庭でも実施されています。村をまわれば、家庭でも守護聖人を祝い、チャモロ料理が振る舞われている様子を見られます。

 

日本人観光客にもフィエスタがおすすめの理由

 

地元の祭りであるフィエスタが日本人観光客にもおすすめの理由は、日本人に対してとてもウェルカムだからです。

 

一見すると、フィエスタは地元の祭りで、日本人にとっては入りにくく感じてしまいます。

 

しかし、いざフィエスタに参加してみると、日本人の私にも積極的に料理を振る舞ってくれたり、コミュニケーションを取ったりしてくれました。

 

▲ウマタック村のフィエスタで食事を取りながら楽しむ様子

 

排他的ではなく、多様な人種や価値観の人が集まって共にお祭りを楽しめるのが、フィエスタならではの魅力です。

 

フィエスタへの参加はツアーで実施されるため、安心して参加できます。現地のチャモロ文化を身近に体験してみたい方は、ぜひツアーでフィエスタに訪れてみてください。

フィエスタが新たな観光名所に

グアムと言えばビーチを思い浮かべる方も多いですが、昔からの伝統を受け継いでいる姿も見られます。フィエスタも、まさにグアムの歴史ある伝統の1つです。

 

そしてフィエスタを含め、これらの伝統行事は、日本人観光客にも楽しみやすいのが魅力的です。

 

今回、フィエスタにはグアム準州のルーレオンゲレロ知事とジョーニャ村村長が訪問されており、お話を伺うことができました。グアムは、日本人のフィエスタへの参加を積極的におすすめしています。

 

▲グアム準州 ルーレオンゲレロ知事

 

ルーレオンゲレロ知事は「日本の旅行者はおそらく、グアムの文化や伝統、歴史を知りたいと思います。ビーチだけでなく、グアムのチャモロ文化に触れる機会として、ビレッジ(村)などでフィエスタを体験していただきたいです」と仰っていました。

 

ジョーニャ村 村長

▲ジョーニャ村 村長

 

また、ジョーニャ村の村長も「文化をシェアでき、さらに性別や人種に関係なく参加できる集まりなので、ぜひ日本人の方々にも楽しんでいただきたいです」と、日本人観光客を歓迎している旨を仰っています。

 

ジョーニャ村のフィエスタの集合写真

 

実際にフィエスタへ参加しました!

2022年10月に、筆者がグアムのフィエスタに参加してきました。

 

「ウマタック村」と「ジョーニャ村」の2つの村に訪問し、それぞれのフィエスタに参加しました。フィエスタの様子については、下の記事で紹介しています!

 

現地で実際に体験したチャモロ文化を紹介しているので、フィエスタへの訪問を考えている方はぜひ参考にしてくださいね。

 

フィエスタの体験レポート

OTHER ARTICLES

Other Articles

おすすめ記事

RECOMMEND

Recommend