GLAM Editorial

2018.03.14(Wed)

レディースウォッチのパイオニアブランド「ハミルトン」がアビエーションウォッチ生誕100周年エキシビション開催!

アメリカ初のワシントン~ニューヨーク間の定期航空便公式時計にハミルトンの時計が採用されてから、今年で100周年を迎えます。これを記念し、ハミルトンのアビエーションウォッチの歴史をたどる"100 Years Of Timing The Skies"が2018年3月8日(木)、9日(金)にGINZA SIXで開催されました。

1892年、アメリカ・ペンシルバニア州ランカスターで創業したハミルトンは、高精度の鉄道時計を製造することでその名を広く知られており、アビエーション時代の幕開けとともにパイロットウォッチの製造を始めました。そして1918年にワシントンD.C.~ニューヨーク間を結ぶアメリカ初の定期航空便サービスの公式時計に選ばれたことを機に航空界に進出し、アメリカの4大航空会社の公式時計に採用されたのです。それから1世紀を経た今日においても、韓国の第121戦闘飛行隊、スペインのパトルーラ・アスパ、アメリカの第40哨戒飛行隊、オランダのアパッチおよびF-16デモチームなど、多くの飛行隊がハミルトンの時計を採用。2017年からは、モータースポーツの新たな局面へと挑むレッドブル・エアレース・ ワールドチャンピオンシップの公式タイムキーパーに就任しています。

そうした高い技術を誇る一方、デザインにおいても革新的な試みを行ってきたハミルトンは、1920年代のアールデコ調デザインのモデルをはじめ、世界初のエレクトリックウォッチ「ベンチュラ」や、世界初のLED式デジタルウォッチ「パルサー」など、時計史・デザイン史に残る数々の名作を生み出してきました。実はアメリカで初めて女性向け腕時計を発売したのもハミルトンで、パイオニア的な存在として、現在でも数々のレディースウォッチを世に輩出し続けているのです。

イベント会場では、アビエーションウォッチ100年の軌跡がわかる年表や、世界初のLED式デジタルウォッチ、初期のポケットウォッチなどヴィンテージコレクションのほか、ハミルトンのアンバサダーを務める世界的なエアロバティックパイロット、ニコラス・イワノフがレッドブルエアレースで操縦した機体と同型モデルのEDGE540型モックアップ飛行機などが展示されており、普段は目にできない大変、貴重なコレクションの数々が紹介されていました。

中でも、今回特に注目されていたのが、アビエーションウォッチ生誕100周年のアニバーサリーイヤーにちなみ、5月より世界限定1,918本のみ販売される『カーキ X-ウィンド オートクロノ』です。

(左)革製ベルト 306,720円/(右)ステンレススチールブレスレット 317,520円(すべて税込予定価格)


この限定モデルでは、現行モデルの特徴でもある「偏流修正角計算機能」を搭載している他、スイス公式クロノメーター検定協会(COSC)のクロノメーター認定を受けています。回転ベゼル付きのケースは、ステンレススチール製で直径45ミリ。ムーブメントの標準持続時間は60時間で、10気圧防水が施されており、ベルトは革製の「ブラウンカーフストラップ(Hバックル)」と、ステンレス製の「ステンレススチールブレスレット(フォールディングクラスプ)」の2種類で展開されます。

他にも、この春、ぜひとも女性におすすめしたいのが、5月に発売予定の『ジャズマスター スケルトン レディー』のピンクマザーオブパールダイヤルの新作。

(左)ステンレススチールブレスレット 147,960円/(右)革製ベルト 139,320円(すべて税込予定価格)


2018年のバーゼルコレクションの新作ピンクマザーオブパールダイヤルモデルは、フラワー型にカットアウトされたスケルトンの文字盤や、その花びらに注ぐ水滴を想わせるティアドロップ型のインデックスなど、ロマンティックなストーリーを秘めたディティールに、女性らしさと華やかさが感じられます。

また、カップルでシェアウォッチを楽しみたいという人には、『ボルトン』がオススメです!

] 69,120円(すべて税込価格)


1935年に発表されたハミルトンの名作「ボルトン」は、男女関係なく使えるクラシカルでエレガントな魅力をもつウォッチ。肌なじみの良い3色展開で、ベルトを付け替えて利用することもできるため、ハミルトン初心者が手にとりやすい製品かも!?

いかがでしたか? 1940~50年代のアメリカでは、夫から妻、そして妻から夫へ、愛と感謝の気持ちを綴ったラブレターと共に贈られた時計がハミルトンだったと言われています。大好きな彼にハミルトンを贈ってもらうこと、そして、そのような素敵な男性と出会うことは、当時の女性の憧れだったそう。

これからもハミルトンは、大切な人と共に時を刻み、100年、200年とその伝統と技術を受け継ぎ変わらない良さを伝える一方で、最新トレンドを感じさせる画期的なデザインと機能で人々を魅了し続けていくのだろうと、本イベントに参加し改めて感じさせられました。


■ ハミルトン公式サイト >>

Text: Fumiko Sato

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