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キュートアグレッションとは?「可愛すぎて潰したい!」その衝動の正体を解説。実は、あなたの愛が深い証拠

なぜ起こるの?キュートアグレッションの不思議なメカニズム

なぜ起こるのキュートアグレッションの不思議なメカニズム

 

「私だけじゃないのは分かったけど、そもそも、どうしてこんな不思議なことが起こるの?」

その最大の疑問に、脳科学と心理学の視点からお答えします。実は、あなたの脳の中で、とても健気なバランス調整が行われているんですよ。

原因は脳の感情処理がオーバーヒート?

「可愛い!」という感情は、私たちの脳、特に「感情」や「報酬」を司る部分を強く刺激します。あまりにも可愛いものを見ると、このシステムがフル稼働し、感情のアクセルがベタ踏みされた状態になるのです。

すると、脳は「このままでは感情のメーターが振り切れてしまう!処理が追いつかない!」とパニックに。そこで、バランスを取るために慌てて正反対の感情である「攻撃性」というブレーキをグッと踏み込みます

つまり、キュートアグレッションとは、高ぶりすぎたポジティブな感情を、脳が自らクールダウンさせようとする、一種の自己防衛本能のようなもの。嬉しい時に思わず涙が出てしまう現象と、とてもよく似ていますね。

可愛すぎて動けない!感情のバランスを取るための心理作用だった

もう一つの理由は、心理的な側面から説明できます。

想像してみてください。あまりにも可愛い赤ちゃんを目の前にして、「可愛い…」とフリーズしてしまい、ただ見ているだけで何もできなくなってしまったら?

本来であれば、抱き上げたり、おむつを替えたりと「お世話」という行動が必要なのに、感情が邪魔をして動けなくなってしまいます。

これを避けるため、脳は「攻撃性」という少し強い感情を混ぜ込みます。その衝動が引き金となって、私たちは我に返り、「抱きしめる」「撫でる」といった具体的な行動に移ることができるのです。

つまり、愛おしい対象をしっかりとお世話するための、スイッチのような役割も果たしているというわけです。

キュートアグレッションを感じやすい人の特徴ってあるの?

研究によると、この感情を経験しやすい人には、いくつかの傾向があるようです。

それは、感情の揺れ幅が大きい人や、共感性が高く、他人の気持ちに寄り添うのが得意な人

つまり、感受性が豊かで、物事に深く感動できる、愛情深い人ほど、キュートアグレッションを感じやすいと言えるでしょう。

もしあなたが頻繁にこの衝動を感じるなら、それはあなたの心がそれだけ豊かである証拠なのかもしれませんね。

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