GLAM Editorial

頭皮のフケをなくす方法は?フケを抑える3つの方法を解説

 

「毎年冬になると頭がかゆくてフケがでる」

「洋服の肩の部分にフケが落ちてはずかしい」

「毎日髪を洗っているのにフケが改善しない」

このような悩みをかかえていませんか?

 

フケとは、古くなった頭皮の角質のことをいいます。

 

毎日頭を洗っているのに、フケが止まらないと不安ですよね。人前にでるときには、髪や服にフケがついていないかと心配になってしまいます。

 

そこで今回は、フケを抑えるセルフケアについて、薬剤師がご紹介します。

 

1 フケがでてくる原因とは?

そもそも、頭皮からフケが発生する原因はなんなのでしょうか。ここでは、フケがでる原因を3つご紹介します。

 

1-1 頭皮の乾燥

フケがでる主な原因のひとつに、頭皮の乾燥が挙げられます。とくに、秋から冬にかけては乾燥によるフケが発生しやすい季節です。

 

頭皮が乾燥すると、皮脂によるバリア機能が弱まり、未熟な角質がはがれやすくなるのです。乾燥肌の方は頭皮も乾燥しやすいため、ドライヤーのあて過ぎには注意しましょう。

 

1-2 洗浄成分が強すぎるシャンプーを使っている

強すぎる洗浄成分が入ったシャンプーを使っていると、必要な皮脂も落ちて頭皮が乾燥し、フケがでる可能性があります。とくに乾燥しやすい肌質の方には、刺激の少ないシャンプーや敏感肌用シャンプーがおすすめです。

 

1-3 病気の可能性も

フケや頭皮のかゆみがひどい場合は、脂漏性皮膚炎や頭部白癬(とうぶはくせん)といった病気の可能性もあります。

 

我慢できない症状が続く場合や、頭皮に湿疹・かさぶたができている場合などは、皮膚科などの近隣の医療機関へ相談することをおすすめします。

 

2 今日からできる! フケの対処方法

「きちんと毎日頭を洗っているのに、どうしてフケがおさまらないんだろう……」とお悩みの方に向けて、ここではフケの対処法を3つご紹介します。

 

2-1 頭皮を保湿する

頭皮の乾燥が気になる方は、洗髪後に頭皮ケアのローションやオイルで頭皮を保湿しましょう。頭皮に汚れが残っている状態だと保湿成分が浸透しにくいので、丁寧に汚れを落としてから保湿してください。

 

 

2-2 シャンプーを変えてみる

特定のシャンプーを使ったときにフケがでる場合は、シャンプーが合わなくてフケがでている可能性があります。フケを抑えるには、刺激の少ないアミノ酸系のシャンプーがおすすめですよ。

 

また、フケやかゆみの原因菌の増殖を抑える「ミコナゾール硝酸塩」や炎症を抑える「グリチルリチン酸ジカリウム」といった成分を含むシャンプーもあるので、自分の頭皮の症状や目的に合わせて選びましょう。

 

2-3 髪を洗う際はしっかりすすぐ

シャンプーのすすぎが不十分だと、汚れが蓄積して酸化し、フケやかゆみといった頭皮トラブルにつながります。シャンプーの泡や成分が頭皮に残らないよう、ぬるま湯でしっかりすすぎましょう。

 

とくに、えりあし部分はすすぎが不十分になりがちなので注意しましょう。

 

3 フケ対策には漢方薬もおすすめ!

フケを改善するには、頭皮の保湿や刺激の少ないシャンプーを選ぶことに加え、根本からの体質改善をめざせる漢方薬の活用もおすすめです。

 

フケは、頭皮からの過剰な皮脂分泌や頭皮の乾燥、ホルモンバランスの乱れなどが原因で生じると考えられています。

 

フケを抑えるには、「頭皮の過剰な皮脂分泌を調節する」「血流をよくして頭皮に栄養を与える」「頭皮に潤いを与え、乾燥を改善する」「ホルモンバランスの乱れを整える」「頭皮のかゆみを抑える」といった作用をもつ漢方薬を用います。

 

頭皮の状態を根本から改善することで、フケだけでなく、抜け毛や薄毛などにもアプローチできるでしょう。

 

ここでは、フケに悩む方に用いられる漢方薬を2種類ご紹介します。

 

<フケに悩む方におすすめの漢方薬>

 

・当帰飲子(とうきいんし):栄養分である「血(けつ)」を補うことで、皮膚に栄養を与えて乾燥に働きかけます。通常、冷えがある人のかゆみの治療などにも用いられます(※1)。

 

・清上防風湯(せいじょうぼうふうとう):からだの上部にたまった熱を冷まし、皮膚の炎症を鎮め、膿を排出します。通常、ニキビの治療にも用いられます(※2)。

 

漢方は、動植物や鉱物などをもとにした生薬を組み合わせて生成します。自然の恵みを利用する漢方は、化学合成した西洋薬とは違い、副作用リスクも低いのが特徴です。

 

しかし、からだに適した漢方薬を使うなら、医師や薬剤師など、漢方に精通した専門家による診断と処方が大事です。からだに合っていないと、効き目が十分にでないだけでなく、思わぬ副作用が生じる場合もあります。

 

購入時には、必ず漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談しましょう。

 

自宅ではじめられる漢方として注目を集めているのが、「あんしん漢方」というオンラインサービスです。あなたの症状や体質に合うパーソナルな漢方をモットーに、本当に最適な漢方薬を導きだしてくれます。

 

診断、処方、漢方薬の購入から配送まで、すべて自宅にいながら完結できるのもメリットのひとつ。初回のお試しプランもあるので、気軽に体験も可能ですよ。

 

あんしん漢方(オンライン漢方)

 

4 正しいフケ対策で、健康な頭皮を保とう!

毎日ちゃんと頭を洗っているのに、フケが止まらないと心配ですよね。もしかしたら、洗浄成分が強すぎるシャンプーを使っていたり、頭皮の乾燥ケアができていなかったりする可能性があります。

 

とくに、乾燥が気になる冬は、頭皮の保湿に力を入れることをおすすめします。それに加えて、からだの内側からケアできる漢方薬の活用もおすすめですよ。

 

日常の工夫でフケの悩みを改善し、健康的な頭皮で過ごしましょう!

 

参考文献

(※1)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ当帰飲子エキス顆粒(医療用)」

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8938

 

(※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ清上防風湯エキス顆粒(医療用)」

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=9182

 

 

<この記事を書いた人>

 

薬剤師 稲嶺 千春
北陸大学薬学科卒業後、製薬企業や調剤薬局に勤務。
様々な経験をする中で、対症療法ではなく、漢方による根本治療の大切さを実感する。漢方薬の力をより多くの方に広めるために、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」で情報発信をしている。

 

 

 

OTHER ARTICLES

Other Articles

おすすめ記事

RECOMMEND

Recommend