GLAM Editorial

冬の乾燥に負けない美容法!今からはじめたいシワ対策

 

「目のまわりのシワがどんどん深くなっている気がする」

「シワは一度できたらもう消えないの?」

「これから乾燥が気になる季節に向けてシワ対策をしたい」

このような悩みや疑問をかかえていませんか?

 

シワが目立つと、毎日鏡を見るたびに落ち込んでしまいますよね。なんとかシワの進行をくいとめ、自信をもって過ごしたいものです。

 

そこで今回は、シワができる原因や対処法について、薬剤師がご紹介します。

 

1 シワができる原因とは?

女性にとってとても深刻な問題である顔のシワですが、そもそもどうしてできるのでしょうか? ここでは、シワができる原因を3つご紹介します。

 

1-1 紫外線によるダメージ

紫外線を浴びると肌のコラーゲンやエラスチンが減少し、たるみや乾燥によるシワができやすくなります。

 

紫外線のなかでも、とくにシワの原因になりやすいのは肌の奥深くまで届く「UVA」です。UVAはコラーゲンやエラスチンなどにダメージを与え、シワやたるみなどのリスクを高めてしまいます。

 

1-2 乾燥

乾燥している環境では、肌の水分がうばわれてキメが乱れることでシワができやすいといわれています。

 

とくに、冬は肌の乾燥に十分注意しましょう。長時間エアコンのついた室内も乾燥しやすいので、肌の保湿を徹底してください。

 

1-3 女性ホルモンの減少

女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が低下すると、肌の弾力や潤いが減少し、シワができやすくなります。

 

この現象は更年期の女性(45歳~55歳)にみられやすく、女性ホルモンの分泌量は年齢を重ねるごとに減っていきます。

 

2 もう鏡を見て落ちこみたくない! シワの対処法

毎日鏡を見て「またシワが深くなっている……」と落ち込んだ経験はありませんか?

 

毎日笑顔で自信をもって過ごすために、ここでは普段の生活に取り入れられるシワの対処法を3つご紹介します。

 

2-1 紫外線対策

シワ対策をするなら、肌の弾力を低下させる紫外線ダメージはなんとしてでも防ぎましょう。冬でも紫外線は降り注いでいるので、日焼け止めクリームや帽子、日傘などを活用してください。

 

コンビニなどの近場にでかける際にも、油断してはいけません。紫外線ダメージは蓄積するので、徹底的に防ぐことが大切です。

 

2-2 徹底的な保湿

シワができる原因のひとつに「肌の乾燥」があるので、徹底的な保湿を心がけることが大切です。乾燥によって一時的にできたシワであれば、保湿ケアによって改善する可能性があります。

 

ヒアルロン酸やセラミドといった、肌のうるおいを保つ成分を配合した化粧水でたっぷり保湿し、乳液やクリームでフタをしましょう。目元のシワといった気になる部分には、アイクリームによるケアもおすすめです。

 

2-3 肌に刺激を与えない

クレンジングやスキンケアなどの際に肌に刺激を与えると、外部刺激によるシワができやすくなってしまいます。

 

とくに目元は皮膚が薄いため、アイメイクをゴシゴシ落としたり、目を激しくかいたりすることは控えましょう。スキンケアも、すべての工程においてなるべく圧をかけずに優しくすることがポイントです。

 

3 シワ対策には漢方薬もおすすめ!

シワ対策には、紫外線ダメージを防ぐことや肌の保湿ケアに加えて、漢方薬を取り入れてみることもおすすめです。

シワの原因は、紫外線によるダメージだけでなく、乾燥や血行不良、ホルモンバランスの乱れなども考えられます。

 

シワ改善には、「肌の新陳代謝をよくして紫外線によるダメージを回復する」「水分の循環をよくして肌に潤いを与える」「血流をよくして肌に栄養をいきわたらせる」「ホルモンバランスの乱れを整える」といった働きの漢方薬を体質に合わせて選びます。

 

肌をからだの内側から根本改善することで、シワだけでなく、しみやニキビなどにもアプローチできるでしょう。

 

ここでは、シワ対策に用いられる漢方薬を2種類紹介します。

 

<シワにお悩みの方におすすめの漢方薬>

・温経湯(うんけいとう):「血(けつ)」を補って肌に栄養分を与えるとともに、上半身の熱を取り去って肌の乾燥を抑えます。手足がほてり唇が乾燥しやすい方におすすめです(※1)。

 

・当帰飲子(とうきいんし):「血」を補って肌に栄養と潤いを与えます。冷え症の方におすすめです。(※2)。

 

漢方薬を選ぶ際に重要なポイントは、自分の状態や体質に合ったものを選んでいるかどうかです。症状や体質に合っていないと効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用を引き起こすこともあります。

 

どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるのは、なかなか難しいですよね。最近では、AI(人工知能)を活用した「あんしん漢方」のようなオンライン相談サービスも登場してきました。

 

AIを活用し、漢方の専門家が自分に適した漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が可能です。ぜひ活用してみてください。

 

あんしん漢方(オンライン漢方)

 

4 冬の乾燥に負けない肌づくりをしよう!

女性にとって非常に深刻な問題である顔のシワの大きな原因は、紫外線ダメージや乾燥です。これから乾燥がとくに厳しくなってくる季節なので、保湿成分がしっかり配合されたアイテムでスキンケアをしましょう。

 

普段から日焼け止めや保湿によるケアを心がけるとともに、専門家に相談して漢方薬を活用するのもおすすめです。できるだけ早いうちからシワ対策をはじめて、鏡の前で自信をもてる肌を目指しましょう。

 

参考文献

(※1)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ温経湯エキス顆粒(医療用)」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=9076

 

(※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ当帰飲子エキス顆粒(医療用)」

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8938

 

 

 

 

<この記事を書いた人>

稲嶺

薬剤師 稲嶺 千春
北陸大学薬学科卒業後、製薬企業や調剤薬局に勤務。
様々な経験をする中で、対症療法ではなく、漢方による根本治療の大切さを実感する。漢方薬の力をより多くの方に広めるために、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」で情報発信をしている。

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