GLAM Editorial

【GLAMなオトコ】Vol.24 成田凌は奔放な女性が好き!? “解き放たれた高校時代”とは?

(C)2019『さよならくちびる』製作委員会

Q. 本作は、映画『風に濡れた女』などで知られる塩田明彦監督が手がけたオリジナルストーリーです。脚本を読んだとき、シマという人物についてどのような印象を受けましたか?

文章を読んでいるようなセリフの言い回しだったので、少し違和感を感じました。でも監督に相談しているうちに、シマの言い回しは監督の話し方に似ていることに気付いて、あまり気負わないようになりましたね。

Q. 元ホストであるシマは、小松菜奈さん演じるレオ、門脇麦さん扮するハルに振り回される役どころでしたが、ご自身との共通点を挙げるとしたら?

わざとやってくれたのだと思いますが、小松さんも門脇さんも、僕をいい具合に茶化してくれて、ある種の“のけ者感”を作ってくださったんです。異性にちょっとなめられがちなところはシマと似ているのかなって思っちゃいましたね。もしシマのように意志の強い2人の女性と一緒に行動することになったら、僕も板挟みになるだろうなと思います。

Q. 塩田明彦監督は、この作品のテーマは「愛というより、あの人のようになりたいと思う“憧れ”」だとおっしゃっていました。奔放だけど不器用なレオ、音楽的才能はあるが孤独なハル、自分の夢を諦めふたりをサポートするシマの中で、成田さんが“この人のように生きたい”と思うのはどの人物ですか?

門脇さん演じるハルですかね。ハルは自己犠牲的な考え方がある人なんですが、それってすごいことだと思うんです。自分の才能をひけらかすことなく、人のためになることを考えられる人間だし、引っ張っていきながら支えることもできる。本人の中では葛藤もあるだろうけど、この作品の中でバランスを取っているのはハルな気がします。

Q. ご自身の周りで憧れを抱く相手を挙げるとしたら?

同性に対してもありますが、意外と異性に憧れを感じることのほうが多いですね。それこそ小松さんと門脇さんには、「もし僕がふたりと同じことをしてもプラスにはならないだろうな」と思わされました。空気作りの面では、女性だからこそできることがあると思うんです。ふたりにはそれぞれの魅力があるので、どちらにも憧れますね。

Q. ではレオとハルを異性として見た場合、どちらのタイプの女性に惹かれますか?

シマではなく“成田”としては、奔放なレオにかまってしまいたくなる気持ちはありますね。そんな人がたまに見せる弱みを知ってしまうと、勝手に尊いものに思えてしまって……。でも、そうなるとハルみたいな人は報われないので、なんかズルいですね(笑)。もちろんハルの才能に惚れる部分もありますし、自分を犠牲にしてまで人を愛せるのは魅力的です。ふたりとも全然違うタイプなので、選べないですね。

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