GLAM Editorial

2020.01.31(Fri)

【女の履歴書】Vol.11 バリーズ株式会社 代表取締役CEO野々村菜美「旅はきっかけ。TabiMUSEを通して女性が変わり、輝き、成長する機会を作りたい!」

Q. 一番大変だったことは何ですか?

マネタイズの部分は相当苦労しました。スタートアップとか媒体資料という言葉すら知らなかったので、人づてにいろいろな方を紹介してもらい、とにかくたくさんの役立つ情報を聞いてまわりました。何がタブーなのかもわからなかったので、ライバル媒体に売り上げまで聞いたりする始末で(笑)。あまりにも知識がなかったからか、「この子かわいそう」みたいな感じでみなさん、やさしく教えてくれました。本当に感謝ですね。

Q. 厳しいことを言われることはなかったのですか?

資金調達のためのプレゼンに対して、こてんぱんに言われたことは何度かあります。プレゼンにも内容にも自信があったので、「いいものなのに、なぜわかってもらえないの?」と思うこともありました。たとえ、頭ごなしに否定されても、国内旅行も扱うことを勧められても、コンセプトは変えたくない。尖ったコンセプトと言われても、ブレずに常に挑む意識を持ちながらやってきました。

Q.「TabiMUSE」の特長を教えてください。

旅に関するメディアはたくさんありますが、「TabiMUSE」は海外旅行に特化しています。いわゆる編集部は持たずに、私たちが厳選したMUSE(ミューズ)が発信者となるCGMの形を取っています。MUSEは、海外旅行が大好きで、発信力があって、センスのある女性たちのこと。現在約150名ほどのMUSEが活躍していますね。

Q. MUSEはどのようにして選ぶのですか?

ブログやインスタなどで「素敵だな」と思う人をひたすら探し、ラブレターのようなDMを送ります。旅先の街に溶け込むセンスや、旅への独自のこだわりなどを重視していますね。これまでほとんどの方に「こういうメディアを待っていました」「ぜひ書きたいです」と共感していただきました。「TabiMUSE」の知名度があがったおかげで、「MUSEになりたいです!」という声も増えてきたので、最近ではMUSEオーディションを開催しました。MUSEになったことがきっかけで、政府や観光局のプレスツアーに招待されたり、講演会に呼ばれる女性が増えてきました。「MUSE=旅を通してライフスタイルを豊かにする女性」というロールモデルになりつつあると思っています。


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