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「殴られても罪にならない?警察は?」VTuberが訴えた”煽り運転” 警察の消極対応にSNSで批判続出

汐吹あすかの公式X(@Shiobuki_Asuka)より引用

 

VTuberの汐吹あすかさん(登録者数1.1万人)が、煽り運転の被害を訴えたにもかかわらず、当初は警察の対応が消極的だったことをSNSで明かし、大きな反響を呼んでいます。報道後に警察が捜査を開始する事態となり、その姿勢にも批判が集まっています。

 

汐吹さんは5月13日、自身のXに「煽り運転された上に車の窓ガラスを殴られました」と投稿。交差点の先が詰まっていたため青信号でも手前で停車していたところ、後ろの車の運転手が執拗にクラクションを鳴らし、ついには怒鳴りながら車から降りて窓を殴ってきたといいます。さらにその男性は再び車に戻り、隣の車線から追い越して去っていったとのことです。

 

すぐに警察に通報し、駆けつけた警察官に状況を説明しましたが、「傷がついていないから罪に問えない」などと対応は消極的だったそうです。ドライブレコーダーの映像も確認されましたが、「クラクションは煽りに当たらない」「黄色信号も警察が見たわけではないので違反ではない」との説明があったといいます。

 

汐吹さんが「私が今ここで同じことをしても罪にならないのか」と尋ねたところ、「この目で見た場合はまた違ってくる」と返されたとも語っており、SNSでは警察の対応を疑問視する声が続出しました。

 

また、投稿には実際に窓を殴りながら怒鳴る男性の姿と、車内で怯える汐吹さんの声が記録された動画も添えられており、状況の深刻さが伝わってきます。汐吹さんは「すごく怖かった。今でも嗚咽と震えが止まりません」と心境を綴りました。

 

翌日も警察に出向いたものの、「信号待ちの停車中だったため、煽り運転には該当しない」「追い越しや蛇行運転があって初めて成立する」などと再び消極的な説明を受けたといいます。

 

こうした状況に対し、Xでは「証拠があるのに対応してもらえないのはおかしい」「職務怠慢ではないか」「この国は泣き寝入りしかないのか」といった批判の声が相次ぎました。

 

その後、15日にFNNプライムオンラインがこの件を報道。するとそれとほぼ同時期に、愛知県警・瀬戸警察署から汐吹さんに「器物損壊、暴行、道路交通法違反の疑いで捜査を進める」との連絡が入ったといいます。報道によると、当初は被害届を出していなかったとされていましたが、汐吹さんは「被害がないから出せないと言われた」と説明しています。

 

さらに相手の勤め先の情報もすでに確認されており、17日にはその会社の社長とも話をしたとのこと。社長によると、男性は反省の様子を見せたものの、その後は出社しておらず、連絡も取れない状態だと説明を受けたといいます。

 

ネット上では「報道されてやっと動く警察には呆れる」「最初から真面目に調べていればよかったのでは」など、警察の対応への批判がさらに強まっています。

 

SNSや報道の力でようやく動いた今回の件。被害者が泣き寝入りせずに済む社会の実現に向けて、制度や運用のあり方が問われる事態となっています。

 

 

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