Atsushi Ishiguro
Atsushi Ishiguro

2017.07.10(Mon)

【自宅で旅ごはん9|スロバキア】旧社会主義国家の昔ながらの家庭料理「チキンのパプリカ煮込み」

中世の街並みが残る素朴な国

スロバキアは、一時はチェコと併合されてチェコスロバキアという社会主義国家だったこともあります。チェコの首都プラハは毎日がお祭り騒ぎといった感じで、世界中から観光客が集まって、ワイワイガヤガヤとした雰囲気です。一方、スロバキアの首都ブラチスラバは、とっても落ち着いた雰囲気で、地に足がついているといった印象。長い歴史の中で、もともと異なるふたつの国家がひとつになって、またふたつになるなんて驚きです。

そのプラチスラバの旧市街には中世からの街並みが残されていて、小さな路地が入り組んで下町情緒があふれています。実にのんびり。その中心にあるのが14世紀にたてられたミハエル門です(上の写真の真ん中の塔)。

ブラチスラバ城の丘からは、ドナウ川と旧市街、そして先に続く町全体を見渡すことができます。

中央ヨーロッパは列車の旅がおすすめ。

中央ヨーロッパを旅するなら、列車の旅がおすすめです。ポーランド、チェコ、ドイツ、オーストリアなど、国をまたいでも電車の交通網が発達しているので便利ですよ。

ブラチスラバ駅は首都の玄関口ですが、こちらも社会主義時代に建てられた建物で、華美な装飾もなく質素。今でも現役です。

中には社会主義時代の壁画が残されていて、旧ソビエトの影響が感じられます。あの有名な宇宙船スプートニクも描かれていますね。

チキン パプリカーシュは簡単で美味しい家庭料理

さて、そんなプラチスラバで食べたのが「チキン パプリカーシュ」。要するにチキンのパプリカ煮です。社会主義だったころよりも、ずーっと昔から食べられてきた家庭料理です。よく炒めた玉ねぎと、中央ヨーロッパの特産品ともいえるパプリカの香りが食欲をそそります。

そして、一緒に食べるのが「ハルシュキ」ジャガイモのニョッキ、スロバキアバージョンです。もちもちとした食感がいい。スプーンで削って作るので、ソースがよく絡みます。

レシピ:お鍋一つで簡単! チキン パプリカーシュ

ハルシュキでなく、簡単にマカロニなどのパスタやご飯でもおいしいです。

材料:2人分

<チキン パプリカ>
鶏もも肉: 肉 1枚(8つに切る)
塩・コショウ: 少々
玉ねぎ : 1個(みじん切り)
パプリカ: 大さじ1
塩 : 小さじ1
コショウ : 一つまみ
水 : 250㏄
チキンスープの素:  1個
サワークリーム : 60㏄
オリーブオイル : 大さじ1

<ハルシュキ>
ジャガイモ : 1個
小麦粉 : 30g
塩 : 少々
たまご : 1個

作り方:

<チキンパプリカ>
1. 鶏もも肉に、塩少々、コショウ少々を振っておく。
2. 鍋にオリーブオイルを入れて温め、玉ねぎを入れてあめ色になるまで炒めて鍋から出しておく。
3. そのままの鍋に、1を入れて焼き目をつける。
4. 2を鍋に戻したら、水を加えて沸騰させてチキンスープの素を入れて、10分から15分煮て、塩・コショウで味を調える。
5. サワークリームをのせて、パプリカを振る。

<ハルシュキ>
1. ジャガイモの皮をむき、大根おろし器でおろす。
2. 1と小麦粉、卵、塩をよく混ぜ合わせる。ジャガイモから出る水分に合わせて小麦粉の量を調整して、耳たぶの硬さになったら手のひらに乗る大きさにまとめる。
3. 水を沸騰させて塩を加えたら、2をナイフで、ナイフの先くらいの小ささに削りながら入れるて、浮かび上がったらざるにあげる。

photos by Atsushi Ishiguro 
石黒アツシのHP

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