Atsushi Ishiguro
Atsushi Ishiguro

2017.07.24(Mon)

【自宅で旅ごはん11|台湾縦断】3都市で旨いもの三昧! 意外に簡単な定番肉かけご飯「ルーロー飯」レシピも。

高雄の蓮池潭は湖水公園。修学旅行の学生さんたちも盛り上がってました。

時は短し旅せよ乙女!

さぁ、今回は台湾のおいしいものをご紹介。そしてレシピは肉かけご飯「ルーローハン(魯肉飯)」です。台湾の南の端にある第2の都市「高雄」、食の都「台南」、そして大都市「台北」へ。日本から台北入りして高雄から日本へ戻るか、またはその逆のチケットを手に入れて、アクセスに便利な台湾新幹線を使えば2泊3日でも弾丸旅行が可能ですよ。ちょっと暇そうな週末があったら思い切って出かけてみませんか。

いつもの中華料理じゃない高雄の名物。

高雄でおいしかったのは、魚のつみれ汁。つみれといっても、白身魚のものなのでふわっとしたカマボコみたいな食感です。これをスープにしたシンプルな逸品がユワン(魚丸湯)。刻んだ青菜がアクセントです。日本よりは暖かい台湾の、それも最南端に位置する高雄でこのあったかい薄味のやさしいスープ。暑くっても、体を冷やさないのって大事だなと再認識です。中華料理って油をたくさん使うというイメージとはまったく逆! 細胞単位で体が喜びます。

夜は羊鍋がおすすめ。実は高雄では羊をよく食べるらしいんです。オープンエアの半屋台のこのお店、各テーブルのコンロへは、ガスがチューブで引いてあります。羊ベースのスープにたっぷりの羊肉に、トマトやキノコ、豆腐と魚のすり身など。あっさりした味付けながらもちょっとピリッと辛い。これまた、体の奥からあったまってエネルギーが生まれてくる、元気になる。羊は新鮮でしっかり処理されているので、臭みもなくその独特の旨さがたまりません。これも、いわゆるいつもの中華料理じゃないものでした。

ローカル線で1時間、古都で食の都「台南」へ

高雄から台南まではローカル線でのんびり1時間ほど。台南といえば日本でもおなじみの麺料理「台南担仔麺」で有名ですが、おすすめは「割包」です。蒸したパンの間に具を挟んだ手軽なもので、台南のハンバーガーともいわれています。煮込んだ豚タンを挟んだものがうまいんです。キャベツのちょっと甘い漬物と一緒に、ほんのり甘辛いソースで。これが、よく煮込まれていてやわらかくて、ふっくらやさしく膨らんだパンによく合う。ほかにも、チャーシューを挟んだものもあります。

台南の夜のおすすめは、地元の皆さんが集まる夜市。常設の建物があるわけではなく、週に何回か決まった広場で開催されます。なので全部が屋台。日本のお祭りの屋台のようなサイズのものが、サッカーコートよりも広いスペースに所狭しと並びます。ここにもいろんな旨いものがあるんで、チャレンジしてみてくださいね。

朝ごはんなら、焼いた「サバヒー(虱目魚)」という魚の身を崩しておかゆに入れたものがおすすめ。魚の出汁が日本人にはうれしい! 店にはテーブルもありますが、バイクで乗り付ける人たちが多く、引っ切りなしにお客さんが訪れてテイクアウトしてました。

駅弁もおいしい新幹線。2時間ちょっとで台北へ!

台湾の新幹線は日本の新幹線を採用しているので、その車両の顔つきや内装なども日本人にはちょっと懐かしいような嬉しいような。そして駅弁があるのも楽しいです。「パイクーハン(排骨飯)」のお弁当は、豚肉の煮込みに、味玉と白身魚のフライに野菜がドーンとご飯に乗っていてボリュームたっぷり。この弁当箱もかわいいでしょ。

台北で外せないのが牛肉麺。よく煮込まれた牛肉が、口の中でほろほろとほどけていきます。そして、スープがあっさりとしていながらも深い味わい。最初から辛くなくて、あとで唐辛子を入れて調節できるのもうれしいです。

そして、台北の朝ごはんなら「阜杭豆漿」というお店へ。お昼過ぎには閉まってしまうので、帰国する日の朝ごはんにいいかも。人気の店なのでいつも大行列ですが、並ぶだけの価値はあります。ここの「豆乳の甜豆漿(ティエンドウジャン)」は絶品。豆腐になる前のふわっとしたおぼろ豆腐が、さらにクリーミーでやわらかくて、あたたかいんです。これに具をのっけていただきます。これまた、体が喜ぶやさしい味わい。

今回は高雄・台南・台北のおいしいものをご紹介しましたが、もちろんこれ以外にも台湾には旨いものだらけ。なるほど、台湾へのリピーターが多いわけです。

今回のレシピは「ルーローハン(魯肉飯)」。台北の屋台で生まれた庶民の味です。

レシピ「ルーローハン(魯肉飯)」

材料:3人分

豚バラ肉塊 :300g
玉ネギ :1/4個(みじん切り)
植物油 :大さじ2
干しシイタケ: 2(戻して1㎝幅に切る)戻し汁は取っておく
砂糖 :小さじ2
醤油 :大さじ2
紹興酒または酒 :大さじ1
ニンニク :1片(みじん切り)
ショウガ :大さじ1(みじん切り)
五香粉 :小さじ1
白コショウ :一つまみ
ゆで卵 :3個
フライドオニオン :大さじ1(市販のもの)
青梗菜 :小3株(茹でておく)
水 :適量

  • 五香粉(ウーシャンフェン)が味の決め手。豚の角煮や、鳥の唐揚げにちょっとプラスするだけで、中華風の味付けに。

作り方:

1. 豚バラ肉を1.5cm角に切る。
2. 植物油を鍋に入れて温めたら、1を入れて表面が色づく程度に炒める。
3. 紹興酒、しょうゆ、ニンニク、ショウガ、五香粉、白コショウ、玉ネギ、干しシイタケとその戻し汁を入れたら、材料がひたひたになるところから3㎝位上になる位水を入れて、強火で沸騰させて中火で10分煮る。
4. ゆで卵を入れて、さらに弱火で30分煮る。水分が早く蒸発する場合には、ひたひたになるように水を追加する(半熟がいい場合には、鍋に入れずに後でのせる)。
5. 火を止めたら、炊いたご飯をお椀に入れて4を盛り、青梗菜を飾る。

石黒アツシ 台湾縦断の旅の写真をHPで公開中

All photos by Atsushi Ishiguro

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