ベルリンはある意味ぶっ飛んでいるらしい?!
上の写真は、ベルリンが東西ドイツの地域に分断されているときの「チェックポイント」の一つ。チェックポイントを通らなければ、もう一方の地区へは入れませんでした。町の中にはいまだにベルリンの壁が残されている場所があったりもします。「きっと重い雰囲気だろうな」という予想は、まったく裏切られました! いい意味で。
何しろ西ベルリンはほかの西ドイツからは隔離された世界だったために、あまり人が住みたがらなかったそうです。そのため若いアーティストなどを優遇する制度をとって住民を確保したところ、最先端の自由な人々が集まって、ある意味ぶっ飛んだ雰囲気が作り出されたとのこと。そう、ベルリンは歴史的には影があって重みのある町ですが、そこに住む人たちにはエネルギッシュで新しいものを受け入れる気質がある、という面白い都市になったんです。そういう背景もあってか最近はヨーロッパ中の若者に大人気。アートやクラブシーンが盛り上がっています。
ドイツの台所が垣間見える市場、コルヴィッツプラッツ
コルヴィッツプラッツはベルリンにある食品を中心としたマーケット。野菜、果物、肉、お菓子、調味料などなど、食べるものがなんでもそろうマーケットです。これはアイスクリームではなくパテ。ナスやパプリカ、ビーツにアボカド、様々な野菜をペーストにしたものが売られていました。パンに塗って食べると、うまい! そのままワインにも合います。
野外のマーケットとはいえ、きちんとした冷蔵ケースがあるのがすごい。ほかの北ヨーロッパの国々同様、ドイツも酪農の国。おいしそうなチーズがたくさん並びます。イタリア料理のラビオリも。EUの統合のおかげで、食も多様化しています。
こちらはドイツのデザートのお店。ケーセクーヒェンは、たっぷりのメレンゲを使ったふわっとしたチーズケーキです(手前の円形で切り売りされているもの)。見た目ほど重くなく、さっぱりした甘さ。
トルコ出身者も多いドイツ。これはゴズレメという、甘くなくパリッとした生地に、ヒツジなどの肉や野菜を調理したものを挟んだもの。スパイスが効いていて異国の香りです。
お腹がすいたので、屋台のカリーブルストにビールで乾杯。たっぷりなポテトの下にソーセージが隠れてます。カレー粉をまぶしてあってピリリとうまい。これが、昼間のビールに合います!
というわけで、今回はドイツのジャンクフード、カリーブルーストを作ります。
【レシピ】カリーブルスト
材料:
ソーセージ :2本
ブライドポテト :冷凍のもの一袋
カレーパウダー :小さじ1
<ソース>
ケチャップ :大さじ1
酢 :大さじ1
チリパウダー :少々
パプリカ : 小さじ1
<ぽってりマヨネーズ>
サラダオイル : 100g
卵黄 :1
酢 :大さじ1/2
塩 :小さじ1/2
作り方:
1. ソースの材料を鍋に入れて軽く煮立たせる。
2. マヨネーズ用のサラダオイル以外の材料を良く混ぜてから、サラダオイルを少しずつ入れながら混ぜる。
3. ソーセージを焼き、フライドポテトを揚げる。
4. 皿に盛り、ソーセージにソースをかけてカレーパウダーを振り、フライドポテトにマヨネーズを添える。
● このマヨネーズはドイツでよく口にした、ポテトに合うちょっとポテッとしたタイプ。市販のマヨネーズでもOKです。
コルヴィッツプラッツの場所(Google Map)
石黒アツシHP/ベルリンへの旅
All Photos by Atsushi Ishiguro