GLAM Editorial Team
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2017.06.30(Fri)

【女の履歴書】Vol.4 作家・鈴木涼美ーAV女優、東大生、日経記者。「足場がふたつあった」から見えたもの

鈴木涼美(作家)

1983年生まれ。2013年、日本経済新聞社の記者として働く傍ら、大学院時代に執筆した卒業論文を書籍化した『AV女優の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』(青土社)を刊行し各方面から絶賛される。2014年8月に退社。同年10月に週刊誌に元AV女優の経歴が暴かれるも、それをものともしないキャラクターと文才で作家に転身。元キャバクラ嬢・AV女優・ホスト狂としての経験をもとに、夜の仕事に就く女性たちに関するエッセイ、恋愛・セックスのコラムなどを多数執筆している。

今年6月、母の最期を看取りながら著した2冊目のエッセイ集『愛と子宮に花束を 夜のオネエさんの母娘論』(幻冬舎)を刊行し、7月1日より初エッセイ集『身体を売ったらサヨウナラ』を映画化した同名タイトルの作品が公開中。

「引き裂かれる世代」だという自覚症状があった

Q.鈴木さんはいわゆる「はざま世代」や「プレッシャー世代」(ゆとり世代と就職氷河期世代のあいだの世代)ですが、安定も刺激もどちらも求める人が多いと聞きます。それは鈴木さんのキャリアにも出ていると思いますが、ご自身でも感じますか?

いまの時代、「あまり危険なことはしたくない。でも小さくまとまりたくもない」という人は男女問わず多いと思います。特に女性は活躍する場が増えている分、人としての尊敬をとるのか、女性としてかわいがられたり愛されたりすることをとるのかで、かなり引き裂かれているのではないでしょうか。

「引き裂かれる世代」だという自覚症状は、わりと若いうちからあった気がします。どちらかに重きを置くことがなかなか出来なかったんです。だから勉強もしつつ、女性として評価される場も持っていたいと思っていました。

Q.自覚症状はいつごろからあったと思いますか?

中学生の頃かもしれません。中高一貫の女子校で校則が厳しかったんです。ルーズソックスでも怒られたのに、私は茶髪にしていて(笑)。うちは両親とも学者の家なので、ある部分では厳しかったんですけど、校則守れ、門限守れ、勉強しろ、みたいなことは言われたことがなくて、その時も母は「茶髪にするな」とは言わず、「先生受けが悪いことするんだったら、成績で一番をとれば先生を見下せるよ」って。だからそうしていたんです。成績もずっと一番でした。

でも結局、学校にとっては成績が一番だろうが茶髪の罪の方が重かったんです。真面目なバカな子と頭が良くて派手な子だったら、真面目なバカな子が大事にされる学校だったから、これはやってらんねえなみたいな。私が一番なのに!ってキレて、その高校に進学するのをやめちゃいました(笑)。

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