ささきひろこ

スキンケアの基本「クレンジング」は"質”重視で選ぶ

あなたにとって「スキンケア」とは何でしょう?
化粧水を筆頭に、美容液やクリームなどとにかく“塗る”が注目されがち。でも、ちょっと思い出してください。塗ったら必ず、“落とす”行為も必要だということを。クレンジングは、スキンケアの基本中の基本なのです。


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スキンケアからメイクまで、“塗る”行為ばかりが続く中、唯一“落とす”行為がクレンジングです。だからこそ、価格でなく質を重視して選びたいところ。クレンジングで重要なのは、「不要な汚れを落とす」ことと「必要な潤いは残す」こと。ここを軽視すると、思わぬ肌トラブルに見舞われます。肌トラブルのほとんどがクレンジングから始まっている、といっても過言ではないのです。
そのひとつが「落とさなすぎ」。メイク汚れに含まれる油分が酸化し、酸化した皮脂汚れが毛穴を詰まらせます。肌に刺激を与えるだけでなく、その汚れを温床に雑菌が繁殖することで、肌荒れを引き起こすのです。
もうひとつが「落としすぎ」。強い洗浄力のあるクレンジングによって、本来必要なはずの潤い成分まで洗い流してしまうこと。その日のメイクに合った、クレンジングを選ぶようにしましょう。目安はこちら。

・フルメイク・・・油分の多いファンデーションを全顏に
 →オイルタイプ

・部分メイク①・・・クリーム/リキッドファンデーション部分使い
 →クリームタイプ(orミルクタイプ)

・部分メイク②・・・ミネラル/パウダーファンデーション、ルースパウダーまたは下地のみ
 →ミルクタイプ(orクリームタイプ、ジェルタイプ)

・ポイントメイク・・・マスカラや口紅など
 →専用リムーバー

ダブル洗顔しないことを前提に、クレンジングだけで汚れをしっかり落としましょう。メイクや皮脂汚れは落としつつも、肌内部の潤いは残したままにしてくれる優秀なクレンジングが、各ブランドから出ています。好みのテクスチャーや心地よい香り、高い潤い成分配合の有無で選ぶのもよいですね。ドラッグストアで一番安かったから、というだけで購入するのは過去でおしまい。ここはケチらず、メイクに合わせたクレンジング、そして気分に合わせて選べるクレンジングを揃えておくのが、「ちょっと差のつく大人美容」です。

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