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「アルバートさんの家」
子供のとき、そう勝手に名付けていた家がありました。
FullSizeRender (1) それは鎌倉駅の裏から銭洗弁天に行く途中に突如現れる、唖然とするほど広大な敷地の丘の上に建つ瀟洒な洋建築。 人の気配をあまり感じることがなく、いったいどんな人が住んでいるのか幼心に妄想は膨らむばかり。 きっとキャンディ キャンディのアルバートさんみたいな人が住んでいるに違いない・・・。 前を通るたびに、美しい門のレリーフの隙間から 窓辺にちらりとでも、アルバートさんの影が見えないかしら・・・と （ほんの少し）立ち止まって見つめていたお屋敷でした。
その「アルバートさんの家」が、なんと2カ月前にレストランになったと聞いてびっくり。
“これは、行かねば”と先日、母親を誘い、ディナーに行ってきました。
いつも、ぴったりと閉められていた美しい鉄門が、今日は開いている！“いつか歩いてみたい”そう憧れていた丘の上に続くスロープを実際に登り、 近くで仰ぎ見たお屋敷は、想像以上に美しい建物でした。
