ささきひろこ

本当のところ「化粧水」って必要なのか!?

前回の記事「自分の肌を知る」ことができたら、さっそく効果的なスキンケアを始めていきましょう!
まず、何からはじめますか。
日本人女性のほとんどが、「化粧水」と答えます。それほど日本人女性と化粧水は切っても切れない関係。従来、「化粧水」という存在がなかった海外老舗ブランドまでが、日本人女性のために売り出したりするくらい強い影響力があります。欧米では一般的ではない「化粧水」。「化粧水」って本当に必要なのでしょうか。


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■「化粧水」の役割
「化粧水」の役割は、肌を柔らかくし次に行うスキンケアの浸透をよくするためのもの。「化粧水」は成分のほとんどが水のため、つけたまま放置しておくと蒸発(=乾燥)してしまい、“保湿”してくれるものではないのです。

■「化粧水」の効果的なつけ方
バシャバシャとただ大量につけても、肌に浸透しません。また肌が赤くなるほど、パッティングをするのもNG。ゆっくり少しずつ肌に浸透するよう、重ねづけしていきます。そんな時間がない、というかたにはコットンパックがオススメ。コットンにたっぷり「化粧水」をとり、おでこ・両頬・鼻・アゴの5箇所に広げ、2〜3分そのままにしておく間に“ながら”作業をします。「化粧水」を肌に浸透させる時間で、別のことを同時進行する一石二鳥なつけ方です。

■「化粧水」の選び方で注意したいこと
保湿力がありそう、ということで“とろみ”感の強いものを好んで使うかたは、インナードライに要注意です。とろみ感が強い「化粧水」は、肌に浸透しにくく表面は潤っているようでも、肌内部はカラカラということがあります。私は、とろみ感のある「化粧水」を使ってはいませんが、肌診断でインナードライ傾向にあることがわかったので、このタイプの「化粧水」は向いていないと把握しています。

■「化粧水」のスペシャルケア
春になると増える肌の“ごわつき”や“くすみ”には、「拭き取り専用化粧水」の導入を推奨します。やり過ぎは逆効果なので、週1回くらいを目安に始めてみるといいでしょう。冬の間に溜まった余分な角質が緩和され、肌の透明感がアップします。

冒頭の「化粧水は本当に必要なのか」の結論は、必要な人と必要でない人がいる、ということになります。もともと、肌が柔らかくて浸透力の高いかたなら、「化粧水」は不要でしょう。実は私、ただいま実験中です。「化粧水」を使わない期間と使っている期間それぞれ3ヵ月を設け、どのような違いがあるのか肌診断で計測してみようと。全ては、自分の肌のみぞ知るですね。

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