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「やめてよ、車が来て危ない」夜の道路でボール遊びを続ける親子。笑ってる親子に対して感じた本音とは

「やめてよ、車が来て危ない」夜の道路でボール遊びを続ける親子。笑ってる親子に対して感じた本音とは
夜の道に響くボールの音
近所に、子どもを道路でボール遊びさせている家があります。
それも、自分の家の前ではありません。
なぜか少し離れた、うちの近くの通りをわざわざ選んでいるのです。
その晩も、暗がりからボールを打つ音が聞こえてきました。
時計を見ると、もう21時を回っています。
窓の外をのぞくと、街灯の下で親子がボールを蹴り合っていました。
「ほら、もっと強く蹴ってごらん」
「うん、見てて」
その家の親は三角コーンまで買い込んで、道の両端に置いています。
まるで自分たちの練習場のように、夜遅くまでドリブルを繰り返していました。
蹴り損なったボールが、道の先へところころと転がっていきます。
「あっ、ボールあっち行った」
「走って取っておいで」
その一声で、子どもは弾かれたように暗い車道へ駆け出していきました。
そこは車がふつうに通る道です。カーブになっていて、見通しもよくありません。もし曲がってきた車があったら、と思うと、私は生きた心地がしませんでした。
「やめてよ、車が来て危ない」
のどまで出かかった言葉を、私はぐっと飲み込みました。
相手はすぐ近くに住むご近所です。一度こじれれば、この先ずっと顔を合わせづらくなる。
そう思うと、どうしても言い出せなかったのです。
言えないまま募る不安
一度だけ、勇気を出して声をかけたご近所さんがいたそうです。けれど返ってきたのは、こんな一言でした。
「何が悪いの?みんなの道路でしょ?」
悪びれる様子はまるでなかったといいます。
公道なのだから何をしようと自由だ、とでも言いたげでした。その話を聞いてから、私はますます声をかけづらくなってしまいました。
危ないのは、通る車や歩く人だけではありません。いちばん危ないのは、車道へ飛び出していく、その家の子ども自身です。
夜の道は暗く、運転する側から小さな影など見えないでしょう。急ブレーキが間に合わなかったら、と考えるだけで、背筋が冷たくなりました。
それでも親は、平気な顔で我が子にボールを蹴り返しています。危険を感じている様子は、少しもありませんでした。
「今日も、無事に終わりますように」
窓辺で手を合わせるように、私はそう願うしかありませんでした。注意もできず、かといって見過ごすこともできず、胸の中に不安ばかりが積もっていきます。
いつか本当に、取り返しのつかないことが起きてしまうのではないか。何も言えない自分へのやるせなさと、何事もなく夜が終わってほしいという祈りだけが、今も私の中で行き場をなくしたままなのです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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