ときおり、狂おしいほどに京都が恋しくなる。
桜の季節も紅葉のころも、もう何度足を運んだかわからない。それでもまだ、京都はわたしを呼び続けるのだ。
いざ京へ旅に出ようというとき、誰を誘うか、しばし逡巡。年に一度か二度、国内外の旅行を共にする、「恋人」とも呼べないあの男か。いっそ一人旅? いや、京都だもの。悦楽を分かち合う仲間がほしい。
やはり女友達だ。それも行き先は京の奥座敷、嵐山。リニューアルしたという噂の「星のや京都」がいい。新緑のエナジーに包まれて、とことん骨休め。そして語らい、おいしいものを食べる。

cafeglobe
2016.07.19(Tue)