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2015.12.10(Thu)

「俺たちの国芳 わたしの国貞」歌川一門2トップの展覧会開催、ボストン美術館から170件の浮世絵が来日

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本展では、歌川一門でしのぎを削った兄弟弟子の国芳と国貞の作品170件、約350枚が出展される。世界有数の浮世絵コレクションを誇る、ボストン美術館に所蔵されている1万4千枚超の中から厳選。1876年のボストン美術館開館以来初の大規模な国芳・国貞展となる。これらの作品は一度貸し出されると5年間は公開されなくなるため、見逃せない貴重な機会だ。
さらに身近な感覚をもって理解するために、当時の最大の娯楽のひとつであった歌舞伎の演目になぞらえて各章のタイトルを構成。一幕目の一「髑髏彫物伊達男[スカル&タトゥー・クールガイ]」や、二幕目の六「今様江戸女子姿[エドガールズ・コレクション]」のような現代的でポップなルビをふっている。現代で言うところの、コンサートでお気に入りのアイドルに熱狂するように、最新の流行に身を包む雑誌のモデルに憧れるように、江戸のポップカルチャーであった浮世絵を鑑賞してはいかがだろうか。

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