こんにちは。毎週「お見合いおじさんは見た! 」のコラムをお届けしているライターの大宮です。先週は、国家公務員の川口康太郎くん(仮名、39歳)のナイスチャレンジについてご報告しました。ちなみに川口くんは僕の幼馴染です。
お相手は大手メーカー勤務の森本佳子さん(仮名、37歳)。僕の読者交流イベント「スナック大宮」で2人は知り合いました。イベント終了後、森本さんのほうから「川口さんはかわいい方でした」というメールがあったので、お見合いをセッティングしたのですよ。
しかし、実際に会食をしてみるとどちらからも「一歩踏み込む」様子は見られませんでした。恋愛の駆け引きというよりも、両方とも感じ良く「引く」一方という雰囲気でしたね。それでは僕もフォローのしようがありません。
去年の春からお見合いおじさん活動を続けていて思うのですが、男女どちらかが積極的でないと恋愛も何も始まりません。双方が同じタイミングと熱量で惹かれ合うことはありえないので、まずは片方が恋心を抱いてアプローチすることで相手の気持ちも次第に温まっていくのです。
無事に付き合い始めてしばらくすると、今度は相手がこちらを思う気持ちのほうが強まったりします。常にどちらかがちょっとだけ片想い。恋愛の醍醐味です。
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nikkei Woman Online
2015.11.18(Wed)