
1970年代の大人気シリーズ「ハッピーデイズ」で知られた女優のエリン・モラン(Erin Moran, 56)さんは、ひそかに咽頭がんの闘病中で、最終期には声を失っていたことが分かった。
モランさんは22日、インディアナ州の自宅で亡くなっているのを発見された。検視の暫定結果では「ステージ4のがんによる合併症」で亡くなったとみられている。
過去に処方薬中毒で苦しんだモランさんは、ごく少数の人たちにだけがんを打ち明けていたが、「ハッピーデイズ」で共演し、長年の友人でもあったアンソン・ウィリアムズ(Anson Williams)は、病気の進行度がこれほど深刻だとは知らなかった。
「まだ受け入れられない」とアンソンは米People誌に語っている。「彼女は咽頭がんの治療を受けていて、僕は彼女や旦那さんと連絡を取っていた。うまく病気と闘って、調子もすごく良さそうだった。亡くなったという連絡を受けたときは本当にショックだった。それほどひどいとは思っていなかったんだ」
「ハッピーデイズ」でポッティー・ウェバーを演じたアンソンは、「彼女は(病気について)ほとんど触れなかった。エリンへの敬意から僕たちも秘密にしていた。彼女は話せなくなっていたけれど、メールではとても前向きだったよ」
一方、同シリーズで兄を演じたロン・ハワード(Ron Howard)は、モランさんががんで治療を受けていたことを知らず、今も訃報を受け止められないと語った。ロン自身も最近、愛する人を失い、その死を悼んでいる。
「つらい時期だよ」と現在は監督としてのほうが有名なロンは24日、米トーク番組「ザ・トーク」で打ち明けた。「継母のジュディが数ヶ月前に亡くなって、エリンのことでもすごくショックを受けている。彼女が病気だなんてまったく知らなかった」
他にも共演者のヘンリー・ウィンクラー(Henry Winkler)やスコット・バイオ(Scott Baio)、マリオン・ロス(Marion Ross)らも、先週届いたモランさんの訃報に哀悼の意を示している。
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