
アカデミー賞受賞女優のケイト・ブランシェット(Cate Blanchett、47)といえば、抜けるような肌の白さも目を惹く女優さん。
「オーストラリアで育ったから、家の真上の空にはオゾン層に大きな穴があり、それで日光に当たるのを避けていたから肌がわたしは青白いのだけれど、自分が学校に通う頃はそんな考えは流行っておらず、どうやったら恰好いい日焼けになるか、誰もがみんな夢中だったのよ」と、ケイトは英Stylist誌に対して語っている。
「そういう美学には、わたしはまったくのアウトサイダーでとても入っていけなかった。それでどうしたかといえば、ゴスのファッションスタイルにしたのよね。これなら、肌の白さを肯定的に主張できるから」
ケイトのファッション&ビューティ上の様々な選択には、母親のジューン(June)さんの影響が強いようだ。「アルマーニ」(Giorgio Armani)の香水“Si”の広告の顔を現在務めるケイトだが、舞台であれ映画であれ、彼女にとってフラグランスはその時演じる役柄に入りこむための頼もしい小道具とのことで、それを最初に気付かせてくれたのも母ジューンさんだという。
「うん、それは母が香水をつけていたことで気付かされたこと。何の香水かは言えないけれど、母のワードローブに入ると必ず母の匂いがしたし、母のコートを借りて着れば母の香りがした。香りは思い出に満ち、そのひとを思い起こさせる力があるものと思ったわ。それで、わたしにとって香水は、あるひとの人生に近づく手掛かりになるものになったの」
母ジューンさんが着飾るのを見るのが大好きだったというケイト。父であるジューンさんの夫ロバート(Robert)さんはケイトが10歳の時に心臓発作で亡くなっており、それ以降はジューンさんがオシャレする機会がずっと減っただけになおさらだった、とケイトは述懐している。
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