
『デッドプール』などで知られる女優のモリーナ・バッカリン(Morena Baccarin)が、前夫で監督・プロデューサーのオースティン・チック(Austin Chick)への配偶者扶養料で1万5,000ドル(約164万円)の減額が認められた。
モリーナは昨年8月にオースティンとの離婚が成立し、5年間の結婚生活にピリオドを打った。元夫妻の間には息子ジュリアス(Julius, 3)君が生まれている。
しかし2人は現在も金銭面で争っており、モリーナは2月に提出した法的文書で、毎月オースティンに支払っている2万ドルの一時的配偶者扶養料をこれ以上続けられないと主張。毎月送っている小切手は、正式な合意に達すればオースティンが手にする予定の金額よりも多いとしている。また、前夫は仕事を探す努力をまったくしていないとも強調した。
モリーナの申請について裁判所は13日に審問を開いた。サマンサ・スペクター(Samantha Spector)弁護士は、モリーナが出演する米ドラマシリーズ「GOTHAM/ゴッサム」のシーズン4がまだ正式に決まっていないこと、またライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds)主演の『デッドプール』で演じた恋人ヴァネッサを続編でも再演するかどうかも不明のため、今後の収入が確定していないと主張した。
判事はモリーナに有利な判断を示し、6月1日からの支払いを5,000ドルに引き下げたと米芸能情報サイト「TMZ」が伝えている。
モリーナも審問に出廷し、判事の判断を目前で聞いていた。今回の勝利についてコメントしていないが、フィアンセで俳優のベン・マッケンジー(Ben McKenzie)と一緒に裁判所から立ち去る際にカメラに向かって笑顔を見せていた。
モリーナとベンは「GOTHAM」での共演を通じて知り合い、オースティンがモリーナとの離婚を申請した数週間後の2015年7月に交際をスタートした。彼女はその数ヶ月後、ベンとの子どもを妊娠していることを明かし、2016年3月にフランセス・ライズ・セッタ・シェンカン(Frances Laiz Setta Schenkkan)ちゃんを出産した。
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