
英ボーイズバンド、ワン・ダイレクション(One Direction)のルイ・トムリンソン(Louis Tomlinson, 25)が、先月ロサンゼルス国際空港でパパラッチに暴行して逮捕された事件で、起訴を免れたと報じられた。
ルイは3月3日、空港の手荷物受取所でパパラッチのカール・ラーセン(Karl Larsen)と口論になった際に暴行した容疑が持たれていた。また、恋人のエレノア・カルダー(Eleanor Calder)と口論になった女性3人とも揉み合いになり、被害者らはルイを私人逮捕して警察に引き渡した。
検察は先日、ルイを正式に起訴すべきかどうか検討する時間が必要だとして、12日に予定されていた公聴会を延期したが、ここへ来て起訴の手続きをこれ以上進めないことを決定したと米芸能情報サイト「TMZ」が伝えている。
複数の事情通によると、騒動を目撃していた多くの空港職員がルイの味方につき、エレノアに嫌がらせをしていたパパラッチや女性たちを意図的に殴った事実はないと当局に証言したという。
ルイは今月中にロサンゼルス市検察局の非公式な審問を受ける予定で、今後同じような状況になった場合の対応について担当者から注意を受けるとみられている。
代理人を務めるマーティン・シンガー(Martin Singer)弁護士は以前、ルイの行動は正当防衛だったと主張しており、不起訴となったことはルイにとって良いニュースとなった。
「パパラッチが挑発し、ルイとの口論を引き起こした」とシンガー弁護士はルイの逮捕後に主張していた。「パパラッチが有名人と言い争いになるのはこれが初めてではない」
「口論はパパラッチとの間で起きていたが、他の3人が彼のガールフレンドを攻撃したため、彼女を守るために割って入った」
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