
人気歌手のレディー・ガガ(Lady Gaga)が、多忙を理由にライアン・マーフィー(Ryan Murphy)が手がけるドラマシリーズ「アメリカン・クライム・ストーリー」で演じる予定だったファッション界の大物ドナテラ・ヴェルサーチ(Donatella Versace)役から降板した。
別の人気シリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー:ホテル」にガガを主役級で起用したライアンは、ドナテラ役で決定していたガガが当初から第一候補だったと明かしていたが、ここへ来て彼女の起用は少し野心的すぎたことが分かってきたようだ。
「彼女は今年、多忙を極めることになる」とライアンは12日、放送局FX主催の「テレビ批評家協会プレスデー」で少人数の記者団に語った。「彼女はスーパーボウルに出演するし、(ミュージカル映画)『スタア誕生』(リメイク版)の撮影もある。それにツアーもやると確信している」
「ヴェルサーチのドラマをするなら、5ヶ月は拘束される。とても大がかりなドラマで、世界中で撮影をする予定だ。それだけに彼女のスケジュールを考えると最初から不可能だと分かっていた。しかし将来、彼女とはぜひ別の作品で一緒に仕事をしたい」
ガガは「アメリカン・ホラー・ストーリー:ホテル」での演技が評価され、2016年にゴールデン・グローブ賞を授賞した。
ライアンが脚本と監督も務める「アメリカン・クライム・ストーリー」シーズン3は、1997年に発生したドナテラの兄ジャンニ・ヴェルサーチ(Gianni Versace)射殺事件をテーマとし、2018年から放送される。
同作はモーリーン・オース(Maureen Orth)の著作「Vulgar Favors」が原作。ジャンニ・ヴェルサーチはマイアミの邸宅の階段で連続殺人犯アンドリュー・クナナン(Andrew Cunanan)に射殺された。クナナンは8日後に自殺している。
一方、ガガは2月にテキサス州ヒューストンで開催される米NFL優勝決定戦スーパーボウルのハーフタイムショーでヘッドライナーを務める。
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