
映画『スター・ウォーズ』シリーズでレイア姫を演じた女優のキャリー・フィッシャー(Carrie Fisher, 60)さんの遺灰が、気に入っていた抗うつ剤「プロザック」のような容器に入れられ、母親のそばに埋葬された。
遺族や友人らは6日、12月27日に亡くなったキャリーさんのためにロサンゼルス市内のフォレスト・ローン記念公園で営まれた密葬で最後の別れを告げた。弟のトッド・フィッシャー(Todd Fisher)は、母親の棺に入れて埋葬する姉の遺灰を収めるため、一風変わった容器を選んだ理由を説明した。
「キャリーのお気に入りの持ち物は、何年も前に買ったプロザックの大きな錠剤でした」とトッドは米エンターテイメント情報番組「Entertainment Tonight」に語った。「姉はそれが大好きで、家に置いていました。(めいの)ビリーと僕はここに埋葬してほしいだろうと感じたんです。他に最適な場所は思いつきませんでした。キャリーなら喜んでくれたはずです」
またキャリーさんの遺灰を母親の遺体と一緒に埋葬する決断について、トッドは次のように語った。「2人が一緒にいられるし、ここでも天国でもそばにいられていいと思ったんです」
密葬にはキャリーさんの娘ビリー・ロード(Billie Lourd)と熱愛が噂される俳優のテイラー・ロートナー(Taylor Lautner)らも出席。また、ビリーとはTVシリーズ「スクリーム・クイーンズ」で共演するエマ・ロバーツ(Emma Roberts)、リー・ミッシェル(Lea Michele)、アビゲイル・ブレスリン(Abigail Breslin)らの姿もあったという。
密葬が行われた前日には、キャリーさんの母デビー・レイノルズ(Debbie Reynolds, 84)さんの葬儀がビバリーヒルズの自宅で営まれ、メリル・ストリープ(Meryl Streep)やグウィネス・パルトロー(Gwyneth Paltrow)らが最後の別れを告げた。ビリー、メリル、トレイシー・ウルマン(Tracey Ullman)、コメディアンのスティーヴン・フライ(Stephen Fry)らが葬儀で追悼のメッセージを送った。
キャリーさんの半自叙伝「崖っぷちからのはがき』を原作とした1990年の映画『ハリウッドにくちづけ』で主演を務めたメリルは、キャリーさんの好きな歌「Happy Days Are Here Again」を披露した。
デビーさんはキャリーさんが亡くなった翌日の12月28日、娘の葬儀の打ち合わせ中に脳卒中を起こして亡くなった。
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