GLAM Editorial
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2017.01.06(Fri)

「クロエ」のクレア・ワイト・ケラー、退任の意向!?

フランスの高級ブランド「クロエ」(Chloe)のクリエイティブディレクターを2011年以来務めてきたデザイナーのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)が、3月に迎える同ブランドとの契約期間切れを機に退任する意向を表明したと、Reuters通信社が事情に詳しい筋からの情報として伝えている。

それによれば、昨年6月に家族の住居を自身の母国のロンドンに戻したクレアは、3児の母親でもあることから仕事のためにパリと往復する生活を解消することを決意したようだ。

クレアの後任としては、ナターチャ・ラムジー=レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)の名前が浮上しているという。ナターチャは、現在「ルイ・ヴィトン」(Louis Vuitton)において、同ブランドのクリエイティブディレクターであるニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)に次ぐNo.2のデザインディレクターの地位にある。レザーや合成樹脂素材などの現代的な服飾素材を多用に使いこなす力量に定評があるナターチャは、ニコラとスタジオの他のデザイナーやアシスタントたちとの間のやり取りも補佐する役割を果たしている。ナターチャは、ニコラが2012年までいた「バレンシアガ」(Balenciaga)でも、同じようなリエゾン役をニコラの下で務めていており、これまでニコラの片腕的な存在と目されてきた。

そのようなナターチャの経歴からすると、ボヘミアン風でロマンチックな「クロエ」のスタイルとはだいぶ異なるスタイルを手がけてきたデザイナーにも思えるが、ナターチャの芸術性が上手に発揮できる移行が「クロエ」で行われれば、1952 創設の同ブランドにとって特に混乱を招く事態とはならず、新たな展開が期待できる。「イヴ・サンローラン」(Yves Saint Laurent)におけるエディ・スリマン(Hedi Slimane)や「バレンシアガ」(Balenciaga)におけるデムナ・グバサリア(Demna Gvasalia)など、新デザイナーの加入により伝統あるファッションハウスに新風を吹き込まれた最近の例は数多い。

「クロエ」は、ファッション複合企業体「Richemont」グループ傘下の最有力ブランドのひとつで、年間の売り上げは推定で現在4.17億米ドル(約483億円)。

「クロエ」および「Richemont」からも、また「ルイ・ヴィトン」の親会社である「LVMH」グループからも、まだ今回の報道に関してコメントは出されていない。

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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