
音楽オーディション番組「Xファクター」で準優勝した歌手のサーラ・アールト(Saara Aalto)が、ソニー・ミュージックUKとソニー・フィンランドと5枚のアルバム契約を結んだことが分かった。
フィンランド出身のサーラは今月、「Xファクター」2016年度のコンテストでマット・テリー(Matt Terry)に次いで2位となったが、ファイナルから2週間も経たないうちに番組プロデューサーのサイモン・コーウェル(Simon Cowell)のレーベル「Syco」の親会社とレコード契約を交わした。すでにサーラのデビューに向けて作曲家チームが組まれ、リアーナ(Rihanna)やブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)、クリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)らに曲を提供してきた歌手のシーア(Sia)がサーラに曲を書いている。
「世界最高の作曲家の数人と仕事をしていて、シーアが私のために曲を提供してくれたの」とサーラは英The Sun紙に語っている。「もう信じられない。シーアの歌い方とメロディーの作り方、歌詞の書き方は私のやり方にとても似ているから、とても良い参考になるわ」
今回の共同レコード契約について、サーラは次のように語っている。「別々の国の2つのレーベルが一緒に動いてくれるなんて、本当に興奮ものだわ。前から世界的な歌手になりたいと思っていたけれど、すでに世界的な存在になっている…。まだたくさんのミーティングとプラン作りが待っていて、今はまだ詰めているところなの」
シーアのヒット曲「シャンデリア」のカバーで「Xファクター」のオーディションを受け、番組の生放送でも披露したサーラは、1月にロサンゼルスへ渡り、ダイアン・ウォーレン(Diane Warren)やデヴィッド・フォスター(David Foster)といった大物作曲家と本格的な作業に入る。「壮大なラブポップ」をレコーディングすることが目標だとも明かした。
「聴く人を勇気づけるような、意味のある曲を歌いたいし、シーアの曲は本当に深いと思う」とサーラは続けた。
彼女はファイナルでクイーン(Queen)の「ボヘミアン・ラプソディ」を一緒に歌ったアダム・ランバート(Adam Lambert)と今も連絡を取り合っており、今後はコラボもしたいと話している。
「お互いにすぐ意気投合して、将来は一緒に仕事ができたらと思っているわ」とサーラは笑顔で語った。「彼もコラボができると最高だねと言ってくれたから、今後が楽しみ」
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