
幼少の子役俳優時代に人気TVドラマ『フルハウス』に出演していたことでも知られる、双子の米ファッションデザイナー姉妹アシュレー・オルセン(Ashley Olsen)とメアリー=ケイト・オルセン(Mary-Kate Olsen)は、2006年に立ちあげたファッションブランド「ザ・ロウ」(The Row)が、レディ・トゥ・ウェアやリゾートファッションからハンドバッグや靴にまで至る、スマートで洗練された洋服やアクセサリーが好評を博して成長を重ねてきている。そのオルセン姉妹が、今度はから自分たちが手ずから選んだヴィンテージのジュエリーを「ザ・ロウ」から販売することに。
「わたしたちのお店でジュエリーも提供したいと思って、お客さんたちのために自分たちがキュレートしたの」と、メアリー=ケイトはW誌に対して語った。
「ジュエリーを買うことを、とても個人的な経験にしてもらいたいの。ジュエリーは、自分や誰かほかのひとのために買える、もっとも個人的な思い入れがあるアイテムに出来るものだから」
姉妹が自らキュレートして購入して「ザ・ロウ」を通じてお客さんたちに販売するこのジュエリーコレクションは、手描きのモザイクペンダント、スネークチャーム、アメジストのクレスト、トルコ石のペンダントなどに加え。英国のジョージ王朝時代やヴィクトリア女王時代のクラシックピースも含まれる。220米ドル(約2万5000円)から4400米ドル(約50万円)の間の価格で「ザ・ロウ」のニューヨーク店とロザンゼルス店のみで限定販売される。
自分たちがデザインしたピースでなくヴィンテージのジュエリーを自分たちの店舗で提供するメリットは、常にこれひとつしかないという新鮮な魅力を持った商品が店頭にあることだと、メアリー=ケイトは解説した。
「どのピースも、それぞれひとつひとつ吟味して選んだものだから、お店に並ぶヴィンテージのジュエリーは売れていけば、また別の新しいものを探してくることになる」と、メアリー=ケイト。「お客さんたちには、何か独特で特別なものを提供したいから、わたしたちの店舗以外ではなかなか見つからないようなヴィンテージジュエリーを扱うことにしたの」
同時にデザイナーとして、「ザ・ロウ」という“物語”には常にジュエリーが視野に入っているとも語るオルセン姉妹。自分たちでブランドジュエリーをデザインすることは、まだ現時点は考えていないというが、将来的にはそちらにも挑戦したい気持ちはもちろんあるようだ。
「それはまだ、これから先ね!」と、メアリー=ケイトは破顔した。
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