
11日に開催された第22回米放送映画批評家協会主催の「クリティックス・チョイス・アワード」授賞式で、『ラ・ラ・ランド』が作品賞を含む8部門を制覇した。
ロサンゼルスを舞台とした同ミュージカルは、2017年のアワードシーズンで最初のメジャーな賞となる同賞で12部門にノミネート。デイミアン・チャゼル(Damien Chazelle)が監督賞とオリジナル脚本賞を受賞した。脚本賞では『Manchester by the Sea(原題)』のケネス・ロナーガン(Kenneth Lonergan)とタイだった。
『ラ・ラ・ランド』は他にも歌曲賞、撮影賞、プロダクション・デザイン賞、編集賞も獲得したが、主演のライアン・ゴズリング(Ryan Gosling)とエマ・ストーン(Emma Stone)は完封負けを喫し、主演男優賞は『Manchester by the Sea』のケイシー・アフレック(Casey Affleck)、主演女優賞は『Jackie(原題)』のナタリー・ポートマン(Natalie Portman)がそれぞれ受賞した。
しかしチャゼル監督は授賞式の最後に再びステージに戻り、最高賞である作品賞を受け取った。
テレビ部門では「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」が4部門を制覇。「ウエストワールド」、「ゲーム・オブ・スローンズ」、「シリコンバレー」も主要な賞を贈られた。
一方、助演女優賞を受賞したヴィオラ・デイヴィス(Viola Davis)にはエンターテイメント業界におけるパワフルな女性を表彰する初めての「#SeeHer」賞が贈られたほか、ライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds)は米Entertainment Weekly誌から「エンターテイメント・オブ・ザ・イヤー」賞を受賞した。
授賞式はコメディ俳優のT・J・ミラー(T.J. Miller)が司会を務め、カリフォルニア州サンタモニカの「バーカー・ハンガー」で行われた。
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