
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどで知られる俳優のジョニー・デップ(Johnny Depp, 52)が、2年連続でハリウッドで「最も割高な俳優リスト」のトップに選ばれ、新たな不名誉で2016年を終えることになった。
女優のアンバー・ハード(Amber Heard)との泥沼の離婚バトルを終えたばかりのジョニーは、米Forbes誌が毎年発表するランキングで1位となった。最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』などの興行収入が振るわなかったことが原因のようだ。ジェームズ・ボビン(James Bobin)監督がメガホンをとり、2010年の映画『アリス・イン・ワンダーランド』の続編となった『時間の旅』は世界興収が3億ドル(約339億9,000万円)にわずかに届かなかったものの、製作費は1億9,000万ドルと巨額だった。
専門家がジョニーの別の直近2作の数字を合計したところ、ジョニーは出演料1ドルにつき、わずか2ドル80セントしかスタジオに還元していなかったことが分かり、ランキングで1位となった。
ジョニーは昨年も『トランセンデンス』と『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』の2作が興行的に大失敗し、同ランキングで1位になった。
一方、ウィル・スミス(Will Smith)は社会派ドラマ『コンカッション』やラブコメ『フォーカス』が大ヒットにいたらず、出演料1ドルにつき5ドルで2位だった。
3位にランクインしたのは意外にもチャニング・テイタム(Channing Tatum)で、出演料1ドルにつき6ドルしか稼いでいなかった。『マジック・マイク』シリーズ第2作『マジック・マイク XXL』は大ヒットしたものの、1億8,390万ドルの興収で1億7,600万ドルの製作費を回収するのがやっとだったSF大作『ジュピター』のお粗末な成績により、スタジオへの還元率が減少した。
4位はコメディ俳優のウィル・フェレル(Will Ferrell)で、ジョージ・クルーニー(George Clooney)は『ヘイル、シーザー!』や『マネーモンスター』、『トゥモローランド』が大ヒットにならず、5位となった。
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